ここから本文です

阿波野秀幸&西崎幸広【前編】 切磋琢磨した“トレンディ・ーエース”/プロ野球1980年代の名選手

6/18(火) 16:01配信

週刊ベースボールONLINE

「あいつが勝てば、俺も勝つ」

 1年目の87年。阿波野は先発投手のコマ不足に苦しむ近鉄にあって、開幕から先発ローテーションに入り、2ケタ以上は勝つことを目標に掲げた。一方の西崎は、まずは開幕一軍を目指すところから始まる。

「与えられたところで投げるというより、自分自身で投げる場所をつかみ取っていく感じでした。開幕2戦目の(4月11日の)西武戦(西武)、同点の場面で(救援登板で)投げて、これなら先発で使っても、と思ってもらえた。次の(16日の)近鉄戦(後楽園)での初先発で結果を残して(7回2失点)、22日のロッテ戦(川崎)に完投してプロ初勝利を挙げたところでローテーションに入った、という感じです」(西崎)

 阿波野はオープン戦で板東里視コーチから「開幕2戦目に先発で行く」と言われ、雨天順延を経て12日のロッテ戦(藤井寺)に先発。プロ初登板初完投初勝利でデビューした。18日の西武戦(西武)ではプロ初完封。

「この2試合の間に、中継ぎで1回、投げているんです。試合中に、投球練習しておけ、と言われてブルペンで投げていたら、電話がかかってきて、『阿波野、行け』って(笑)」

 16日の日本ハム戦(後楽園)。西崎が初先発のマウンドに立っていた試合だった。常にライバルとして比較されていた2人だったが、

「あいつ(阿波野)が勝てば俺も勝つ。刺激し合う仲」(西崎)

「わざとでも、いがみあうようにしなきゃいけないのかな、と思いました」(阿波野)

写真=BBM

週刊ベースボール

2/2ページ

最終更新:6/18(火) 16:01
週刊ベースボールONLINE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊ベースボールONLINE

株式会社ベースボール・マガジン社

野球専門誌『週刊ベースボール』でしか読めない人気連載をはじめ、プロ野球ファン必見のコンテンツをご覧いただけます。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事