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【ホームに名店あり!駅麺の実力】濃い口しょうゆが香ばしい格安そば

6/18(火) 12:45配信

旅行読売

きそば(栃木・JR小山駅)

 JR小山駅12・13番線、宇都宮線上りホームの中ほどにある「きそば」は、調理場の周りを定員10人程のカウンターが囲む、昔ながらの立ち食いスタイルの店だ。
 きそばは戦後間もなく、小山市内の製麺業者が開業したが、1991 年からは小山市の隣の栃木市でご当地グルメ「ジャガイモ入り焼きそば」の麺なども手がける中沢製麺が運営している。かつては、両毛線、水戸線のホームと合わせ駅構内に3店舗あったが、今は宇都宮線の1店舗だけが残る。
 きそばの人気の理由は、味の良さもさることながら、その価格の安さにある。「高級な味を目指すのではなく、おいしい270円のそばを目指しています」と、中沢製麺の中澤健太社長は話す。
 そばは、おじいちゃんやおばあちゃんが作るような田舎風のものにするため、別々に作られた3種のそば粉をブレンドして機械打ちした、色の濃い太麺。うどんは北海道産の小麦粉を超多加水製法で練ったもちもちとした食感が特徴。つゆは、サバ節とウルメ節を使ってだしをとり、昔ながらの木桶で造る埼玉県熊谷市の「きんまる星醤油」を加える。関東風の濃い色をしていて、甘さと香りのバランスが良く、わずかな酸味があとを引く。これらを自社製麺工場で毎日作り、店頭で提供している。

 人気メニューは、野菜のかき揚げを載せた「天ぷらそば」に、卵をトッピングした「天玉そば」。だしが香るつゆがモッチリとしたかき揚げにもよく絡む。オリジナルメニューの「岩下の新生しょう姜が そば」は、こちらも栃木市に本社を置く岩下食品とコラボレーションしたもので、やさしい辛さが特徴の「岩下の新生姜」が40グラム載る。
 夏期(6月~9月)限定の「生そうめん」のほか、栃木県北地域で生産される栃木三鷹(さんたか/トウガラシの一種)を使ったゆず七味の提供も最近始まったばかり。東北線を北上する途中、ぜひ立ち寄ってみたい。

文・写真/越 信行

きそば
宇都宮線ほか小山駅改札内(12・13番線ホーム)/6時40分~20時/無休(年始を除く)/電話0282・25・7155(有限会社中沢製麺)

最終更新:6/18(火) 12:45
旅行読売

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