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シニアを無駄にするな! 80歳でも働く時代がすぐそこに 人材サービスのパーソルHD社長

6/18(火) 6:14配信

NIKKEI STYLE

《連載》トップに聞くセレクション パーソルホールディングスの水田正道社長

産業界共通の課題となっている人手不足。人材紹介・派遣業にとっては追い風だが、パーソルホールディングスの水田正道社長は「ミスマッチがなくなれば人手不足はずいぶん緩和されるはずだ」と説く。デジタル技術とアナログ手法の組み合わせで、その人に最適な働く場を提示するという。労働力人口の減少という課題にもシニア活用のアイデアを温めている。

■社内を革新する多様な人材必要

――人材派遣が主力ですが、足元の需要と先行きをどう見ていますか。

「足元は(需要は)高いままですね。構造的な人手不足は変わっていません。もう一つ、社内にイノベーションを起こすには多様な人材が必要になります。多少景況が厳しくなっても需要は旺盛かと思います」

――好調下でも課題はありませんか。派遣登録者の取り合いが起きているとか。

「情報を制したものが市場を制します。ポイントは3つあります。1つはこの仕事をしたいという人に必要な情報を持っていること。2つ目は一人ひとりにあった情報をちゃんと提供できる検索性。最近は職場環境や働きやすさが、ものすごく大事になっています。女性の場合、髪形は自由でよいか、どういう服装だったらよいのかとか」

「3つ目はブランドイメージ。困った時にちゃんと寄り添うイメージです。デジタルの世界ですけど、アナログも大切。きっちり寄り添って話を聞く信頼性がものすごい大切になってきます」

――新たな基幹システムも稼働させましたね。

「ええ、マッチングの基幹システムです。経験や希望などのデータと、うちの仕事情報をマッチングしてAさん向けの仕事が3、4つ出てきます。肌感覚ですがミスマッチはかなり減りました」

■外国人にお願いして日本へ来てもらう時代に

――働き手の多様なニーズにどう対応しますか。

「そこは顧客(企業)との交渉ですね。『御社にぴったりの人ですが、1日5時間勤務です。いかがですか』と。完全にマッチング力です。お客さんもそういう時代なのだと、だんだん変わってきました。これから外国人も日本にお願いして来てもらうようになるのでは。傲慢なことやっていたら来ません」

――入管法改正で日本で働く外国人は増えそうです。

「今は技能実習生とかでいろんな問題が報道されています。決してアジアからくる方は安価な労働力ではありません。言葉や生活などサポートコストが必要な分、日本人より雇用コストを2割高くしないと無理です」

――社名を変えましたが認知度は?

「まだまだです。テンプさんと言われる方が圧倒的に多いですからね。パーソルというのは、パーソンとソリューションの意味です。これからは派遣・紹介とかの垣根は取っ払って、一人ひとりに最適なサービスを提供していきたい」

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最終更新:6/18(火) 8:18
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