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全国各地で二輪車通行禁止が解除傾向【埼玉県の場合】

6/18(火) 17:31配信

WEBヤングマシン

暴走族らの減少で見直し進む

クルマは通行できるが、バイクは通行禁止という道路がある。多くは暴走族対策のための規制措置だが、もちろん一般ライダーにも規制がかかる。標識に出合えば、進路変更をしたり、Uターンしたり、迂回ルートを探すのに苦労することもあり、とりわけ神経を使わされる標識だ。その二輪車の通行禁止規制が、近年各地で解除される傾向にある。ライダーにとってはありがたいニュースだが、どのような路線がなぜ規制解除されたのか、実際のケースを見てみたい。
※日本自動車工業会『モーターサイクルインフォメーション』2019年6月号より

オリジナルサイトを見る

二輪車の規制路線が700ヵ所から450ヵ所に減少

一般社団法人日本二輪車普及安全協会(日本二普協)は、都道府県警察の協力を得て「二輪車通行規制区間情報」というWebサイトを開設している。これは都道府県ごとに二輪車(原付・自動二輪車)の通行禁止路線を一覧化したもので、規制地点や規制時間などを確認できる。ライダーに情報を提供することで、違反を犯さないよう注意を促すのが目的だ。また、それぞれの規制路線に対する意見や要望も同サイトで受け付けており、該当する警察本部へ届けられることになっている。

日本二普協によると、このサイトの情報は、毎年できる範囲での更新を行っているが、4年ほど前までは全国で約700カ所あった規制路線(掲載数)が、2019年3月末時点では約450カ所(同)に減っている状況となっている。

同サイトでは、規制が解除された路線についても、一定期間は「解除されました」と赤色で表記して情報を残してあるので、それらのデータを拾ってみると、近年では、東京・埼玉・大阪・広島・熊本で、それぞれ規制の見直しが行われたことがわかる。

バイクだけが通行禁止になる理由

こうした二輪車の通行禁止規制は、どのような目的で実施されているのか――。警察が運用している『交通規制基準』に、「交通規制の実施基準及び道路標識等の設置基準」がある。そのなかで、規制標識「二輪の自動車・原動機付自転車通行止め」の目的は、「二輪車の通行を禁止することにより、交通事故および道路の交通に起因する障害等を防止し、交通の安全と円滑を図る」とある。

つまり、「交通事故防止」の観点から、二輪車での通行そのものが危険な道路を回避させるほか、「交通に起因する障害等の防止」の観点から、違法改造された二輪車による騒音や、暴走族らによる社会脅威など、一部の悪質なライダーの排除が目的となっている。

そうした目的を踏まえ、各都道府県警察では、次表に示す4つの道路に対して二輪車の通行規制を実施することとしている。

※二輪車通行規制の対象となる道路(警察庁「交通規制基準」より)
・オーバーパス、アンダーパス、トンネル等で自動車の通行が多く、かつ、十分な車道幅員がないため、自動二輪車または原付とその他の車両との混在通行により、交通事故が発生する恐れのある道路
・高速自動車国道等と接続しているため、125cc以下の自動二輪車および原付の通行を禁止する必要がある道路
・カーブまたは急な坂が連続しており、自動二輪車または原付の通行により、交通事故が発生する恐れのある道路
・暴走行為等による交通の危険防止および地域の静穏を確保する必要がある道路

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最終更新:6/18(火) 17:31
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