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前田敦子が入魂の演技 「旅のおわり世界のはじまり」を採点!

6/18(火) 17:00配信

文春オンライン

〈あらすじ〉

歌手になる夢をもつ葉子(前田敦子)は、テレビ番組のレポーターとして、ウズベキスタンの古都サマルカンドを訪れていた。予定通りにいかない異国での撮影にディレクターの吉岡(染谷将太)は苛立ちを募らせるが、コーディネーターのテムル(アディズ・ラジャボフ)は橋渡し役に徹し、ベテランのカメラマン岩尾(加瀬亮)は淡々と仕事をこなし、AD佐々木(柄本時生)はムードメーカーとして走り回っている。首都タシケントに移動したある日、撮影を終えて1人で街に出た葉子は、微かな歌声に導かれてある劇場に足を踏み入れ、夢と現実が交差する不思議な体験をする。

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〈解説〉

『散歩する侵略者』に続く黒沢清の脚本・監督作。ウズベキスタンに1カ月間滞在し、オールロケで撮影したロードムービー。120分。

中野翠(コラムニスト)★★★★★全編に漂う懐かしく胸迫る放浪感。主演・前田敦子の入魂の演技。脇の俳優達の確かさ。オール・ロケの撮影も過不足なし。

芝山幹郎(翻訳家)★★★☆☆困った。迷子映画とスパイ映画は双子の存在かと考えたが、主人公の行動が偶発的すぎる。ただ、外景の見せ方はさすが。

斎藤綾子(作家)★★★☆☆自分探しする主演が前田敦子だから楽しめるのか。海外ロケが絶妙に描かれているから惹かれるのか。ファンは必見か。

森直人(映画評論家)★★★★☆良い意味でアイドル映画。異国の旅と自我の揺れが同期する中で清廉さが立ち上がる。一方でキアロスタミの諸作も彷彿。

洞口依子(女優)★★★★★世界中の孤独を背負ったような歌うヒロイン。ウズベキスタンでのロケは実に愉し気で新鮮。まさにブレない黒沢イズム。

INFORMATION

「旅のおわり世界のはじまり」(日、ウズベキスタン、カタール)
6月14日(金)より全国ロードショー
監督・脚本:黒沢清
出演者:前田敦子、加瀬 亮、染谷将太、柄本時生 ほか
https://tabisekamovie.com/

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年6月20日号

最終更新:6/18(火) 17:00
文春オンライン

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