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音楽カルチャーとビジネスのプロを育てる「新しい音楽の学校」年間講座がスタート

6/18(火) 10:25配信

Rolling Stone Japan

21世紀の音楽ビジネスを学び、将来を担うプロを育てていくプロジェクト「New School of Music | 新しい音楽の学校」(以下、NSOM)の年間講座が2019年7月よりスタートする。

NSOMは昨年末に、1dayカンファレンス「新しい音楽の学校Vol.00 ~音楽は新しいプロフェッショナルを求めている」を開催。ぼくのりりっくぼうよみ、水野良樹(いきものがかり)といった音楽家や、国内外のイノベイターを招聘し、業界関係者を中心に大きな反響を集めた。

今回スタートする年間講座は、上述のカンファレンスでも特に参加者の関心が高かった4つのテーマ「教育」「仕事」「ビジネスモデル」「都市と音楽」を軸に、2019年7月3日~2020年3月末の期間(全16回)に渡って開催。ジェイ・コウガミ(All Digital Music)、柳樂光隆(Jazz the New Chapter)、岡田一男(エンタメブートキャンプ)、若林恵(黒鳥社/『WIRED』日本版前編集長)という、多様なバックグラウンドを持つ4名がメイン講師を務める。

年間講座の開講にあたって、代表を務める若林恵は「新しいルールのなかで、新しい音楽文化をつくっていくことのできる、柔軟なマインドと、オープンな心と、シャープなビジネスマインドと、カルチャーへの愛と好奇心に溢れた受講者を、音楽業界の内からも、外からも広く募りたいと考えております」とテキストを寄せている。

また、6月21日には年間講座のプログラム説明会が開催。メイン講師の4人を交えて、プロジェクトの趣旨、講義内容、スケジュールなどのイベント詳細が解説される。こちらは入場無料なので、興味のある方はぜひ参加してみてほしい。

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「新しい音楽の学校」年間講座 プログラム説明会
日程:2019年6月21日(金)
時間:19:30~21:00(19:15開場) 
場所:株式会社ピースオブケイク イベントスペース(東京都港区北青山3-1-2 青山セント・シオンビル 4階)
登壇者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music)、柳樂光隆(Jazz the New Chapter)、岡田一男(エンタメブートキャンプ)、若林恵(黒鳥社)
参加費:無料
定員:60人


New School of Music Lecture Series 2019
新しい音楽の学校 年間講座(2019年度)

期間:2019年7月3日(水)~2020年3月末
講座回数:全16回
講座時間:1回2時間 19:30~21:30(19:15受付開始)
場所:株式会社ピースオブケイク イベントスペース
料金:108,000円(税込)
募集人数:30名

■講座内容

◎「新しい裏方」の仕事 再定義される音楽ビジネスのプロフェッショナル
講師:ジェイ・コウガミ
音楽の裏方の仕事はこれまでのものとはまったく違うものになってきている。デジタルディストリビューションや著作権管理、グローバル展開を睨んでアーティストの言語・発音教育の専門家から、アーティストの健康管理まで、新しい職能の登場は、音楽産業の構造の変化をビビッドに反映している。All Digital Musicのジェイ・コウガミに学ぶ。
(1)音楽シーンを拡張させる未来の仕事:その背景と構造
(2)グローバル化する音楽エコシステムのビジネスモデル:Kobalt、BMATなどの仕事の構造
(3)ミュージシャンをエンパワーするツールと役割

◎音楽が生まれる場所 音楽教育の最前線
講師:柳樂光隆
新しい面白い音楽は、放っておけば勝手に「自生」するわけではない。現在のシーンの最前線で活躍するアーティストの育成にあたって、公式・非公式の「教育現場」の存在を見逃すことは決してできない。新しいシーンやアーティストを生み出すハブはいかに作られ、どのようにアップデートされているのか。そしてそれがローカルコミュニティやローカル経済にもたらすインパクトとは何か。
(1) 21世紀の「公的音楽教育」のフロントラインと、そのインパクト
(2) 非公式の音楽ハブ ローカルシーンの醸成とその教育的効果
(3)音楽教育と、それがもたらすエコシステム:メディア・ヴェニュー・フェスなどへの効果

◎アーティスト・ファーストへ  ~表現の現在とつくり手を育てる産業構造
講師:岡田一男
音楽業界のサバイバルが取り沙汰されるとき、業界の人間は、産業の根幹たるべきアーティストの声=ニーズや課題にはどう向き合っていくのか。業界のための業界のイノベーションではなく、新しい表現をエンパワーするための仕組みづくりが、構想されていく。SNS等で誰とでも繋がれるようになったことで出てくるアーティストの新たなリアルな悩み、課題に真摯に耳を傾けることから見えてくる、業界全体で取り組むべき、アーティストファーストの音楽ビジネスの意義と、それがもたらすビジネスチャンスを岡田一男と明かす。
(1)今、アーティストが音楽業界に求めていこと:海外拠点、フリーランス化、新たなプラットフォーマー、ヴァーチャルミュージシャン
(2)越境するアーティストと作るビジネス:VTuber、88risingがもたらした価値
(3) アーティストと共に歩むエコシステム:いま必要なもの、不要なもの

◎インフラとしての音楽 社会のエコシステムと血液としての音楽 
講師:若林恵
音楽というものに対する期待は、エンタテインメント産業の活性化といった一産業に限ったものではもはやない。それは観光産業やナイトタイム経済の重要なアセットとなるだけでなく、ソーシャルデベロップメントやサスティナブルなローカル社会をつくっていく上で、必要不可欠なコンポーネントとなっている。これからの社会における音楽・文化の役割を概観する。
(1) 「文化」を再定義する
(2) 文化コンテンツ・文化施設の多機能的役割
(3) エコシステムという考え方と、新規事業の評価軸

Rolling Stone Japan 編集部

最終更新:6/18(火) 10:25
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