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巨人の新戦力、両打ち「若林晃弘」は松井稼頭央を目指せ【柴田勲のセブンアイズ】

6/18(火) 6:00配信

デイリー新潮

 巨人に新戦力が現れた。いや、“新鮮力”と言ってもいい。2年目の若林晃弘内野手だ。今年26歳の年齢を考えると、中堅の部類に入りつつあるが、チームにとっては若い選手が出てきた形だ。いまは選手寿命も長くなっている。これからの選手だ。

 腰痛を訴えて吉川尚輝が長期離脱中で、これまで山本泰寛を中心に増田大輝、田中俊太らがカバーしてきた。それなりに結果を残してきたが、若林は6日の楽天戦に8番・二塁で起用されてだれもが認める結果を出している。

 すごい活躍だと思う。(注1)細身ながらパンチ力がある。守備だって外野を守れるから、吉川尚が復帰しても使ってもらえる可能性が高い。ユーティリティーさはこんな時魅力的だ。

 無心でプレーに打ち込んでいる。甘い球は見逃さないで、初球からでも絶対に打ってやろうという強い気持ちがうかがえる。何年か経つと、どうしても初球の甘い球を見逃してしまいがちになる。

 打率がいいのは初球の甘い球を打ったもので3割、2ストライクと追い込まれてからは2割、これが3ボール1ストライクからだと1割台に落ちる。私はこう見ている。

 昨年の岡本和真にはこの無心さがあった。いい球が来たら初球からでも振る。見ていて迫力があった。でも、今年は相手投手の攻め方も変わってきているのだろうが、甘い球を見逃して、追い込まれて難しい球に手を出している。昨年と比べて技術的には向上しているのだろうが、どうしても中途半端に映ってしまう。

 さて若林だが、なんと言ってもいいのはスイッチヒッターであるところだ。プロ野球選手だった父親(憲一さん)の勧めもあって元々右打ちだったが、中学あたりからスイッチに転向したと聞く。早い時期から取り組んだのは大きな強みだ。

 私はプロ入りしてすぐに、投手を諦めさせられて、川上(哲治)監督から「どうせならスイッチヒッターになれ」と勧められた。私の足の速さに着目していたのだと思う。高校時代は100メートルを11秒3で走っていた。

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最終更新:6/18(火) 11:24
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