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中国の奇才「ザンダー ゾウ」がCGキャラによる仮装ランウエイで探求する人類の未来

6/18(火) 8:00配信

WWD JAPAN.com

北京を拠点に活動する「ザンダー ゾウ(XANDER ZHOU)」の視線は常に未来へと向いている。彼は中国でインダスリアルデザインを学んだ後、オランダでファッションデザインの修士号を修め、帰国後の2007年に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。国外でコレクションを発表する初の中国人デザイナーとして、18-19年秋冬シーズンからロンドン・メンズ・コレクションでショーを行っている。現在の卸先はロンドンの「マシーンA(MACHINE-A)」やミラノの「ディエチコルソコモ(10 CORSO COMO)」、日本の「グレイト(GR8)」など有力店を含む20以上のアカウントを有する。

【画像】中国の奇才「ザンダー ゾウ」がCGキャラによる仮装ランウエイで探求する人類の未来

これまでのショーでは、妊娠した男性や宇宙人を彷彿とさせる奇抜なルックが話題を集め、ストリートウエアとクチュールを融合させた近未来のビジョンを示す試みが見られた。しかし2020春夏シーズンでは、彼のルーツである中国の美意識や伝統的衣装からのインスピレーションを強く感じさせる内容だった。

コレクション発表方法は「SHOW」と記載していたが、会場を訪れるとそこにキャットウオークはなく、巨大なスクリーンにはロサンゼルスを拠点に活動する映像作家リック・ファリン(Rick Farin)が制作した森の中のCG映像が映し出されていた。会場入り口で腰に巻くスカートのようなアイテムを手渡され、それを巻いて床に座りながらスクリーンを観るよう指示を受けた。ショーは、スクリーンに足踏みをするCGキャラクターと人間のモデルが次々と登場し、仮装ランウエイショーの演出で行われた。法衣や着物、大きな数珠のようなアクセサリーなどオリエンタルな雰囲気漂うルックが続く。ゾウは「今季のコレクションは中国の神話や武術、おとぎ話から派生した要素をたくさん含んでいる。ひすいのジュエリーやホットストーンは、“気”を導くため体のツボに配置した。金木水火の文字は、地球の要素。これらは私の未来と過去の両方が、ある独特の方法で結びつけらた結果なのだ」と説明する。

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最終更新:6/18(火) 8:00
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