ここから本文です

景気後退期の今こそ投資のチャンス(窪田真之)

6/19(水) 7:47配信

NIKKEI STYLE

私は景気が悪くなってくると、株に強気になります。景気が良過ぎると、逆に弱気になります。その感覚は私の過去25年間のファンドマネジャー経験から出ています。昨年末から、景気が悪いという話が増えて株が下がってきているので、今は日本株の買い場と考えています。私は、2019年に景気が悪化、2020年に回復すると予想しているからです。

■「失われた20年」でも利益

1987年から2013年まで、私は投信・年金基金・海外ファンドなどの日本株運用を担当していました。日経平均株価が約2万円の時に運用を開始しました。その後、バブルの高値3万8915円から、リーマン・ショック後の安値7054円まで見てきました。そしてファンドマネジャーを退任した14年1月、日経平均は約1万6000円でした。
というと、バブル崩壊後は全く稼ぐチャンスがなかったように聞こえるかもしれません。そんなことはありません。バブル崩壊で、日経平均が右肩下がりで下がっていた「失われた20年」ですら、景気が悪い時に株を買って、景気が良くなってから売れば、利益をあげることができました。次のチャートをご覧ください。

グラフの赤い枠が内閣府のデータによる景気後退期です。

■一致しない景気と株価の波

株価は景気循環より、半年から1年先に動きます。景気後退期に入る前、まだ景気拡大期にあるうちに株は下げ始めます。景気後退期になってからもしばらく株は下げ続けますが、そこは買い場がどんどん近づいていく局面です。次の景気回復が視野に入るころから、株は反発に転じます。後から振り返ると、景気後退期の後半は絶好の買い場だったことが多かったといえます。
一番株を買ってはいけないタイミングは、景気拡大期の末期です。景気がまだ良いのに株が下げ止まらないときは、警戒した方が良いといえます。今回で言うと、2018年の後半が景気拡大末期に当たっていたと考えています。
ただし、注意すべきことがあります。景気循環を予想して当てるのは至難の技ということです。私は、19年が景気後退(または停滞)期、20年は回復期と予想していますが、その予想が外れることもあり得ます。景気循環の予想だけに頼って株を売買すべきではありません。

1/2ページ

最終更新:6/19(水) 12:15
NIKKEI STYLE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフスタイルに知的な刺激を。
生活情報から仕事、家計管理まで幅広く掲載
トレンド情報や役立つノウハウも提供します
幅広い読者の知的関心にこたえます。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ