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巨人が交流戦でセ・リーグ首位浮上のワケ

6/19(水) 10:59配信

週刊ベースボールONLINE

例年、ペナントレースの行方を大きく左右する交流戦で、順調に白星を伸ばしているのが巨人だ。ここでは“キーワード”をもとに、好調のワケをリポートする。
記録はすべて6月18日現在

【動画】古巣西武に躍動!銀仁朗、本塁打&好リードで勝利に導く!

KEYWORD 1 「捕手・炭谷の起用増」

 6月16日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、腰痛からの復帰2戦目に臨んだ先発の菅野智之が、初回に4連打を含む5安打を浴びるなど、3点を失った。流れは日本ハムへと傾いたが、本来の姿とは言えないものの「悪いなりに試合を作るのも一つの力」と、2回以降は1安打のみの粘りの投球を披露。スコアボードに6個のゼロを並べて嫌な流れを断つと、後続も残り2回を抑えて逆転勝利を収めた(7対3。菅野は7勝目)。

 0.5ゲーム差で先を行く広島が勝利したために、5月19日以来のセ首位再浮上とはならなかったが、チームは交流戦では開幕から4カード連続の勝ち越しで1位のソフトバンクにゲーム差なしの2位と肉薄。そして、6月18日のオリックス戦(東京ドーム)に勝ち、広島が敗れたため、ついに首位に立った。9勝13敗1分だった5月と比較し、6月は交流戦直前の中日戦の2勝を含めて11勝4敗とし、貯金(6月だけで7)を伸ばしている。

 好調の要因は原辰徳監督の決断にある。炭谷銀仁朗の先発起用増も、その一つだ。交流戦開幕前までは51試合中16試合の先発だったが、打撃の良い大城卓三の「五番・一塁」での出場が増えたこともあり、交流戦13試合中5試合で先発マスク(出場は8試合)をかぶる。

 昨年まで西武でプレーし、パの打者を熟知していることも起用を後押し。最たる例が菅野とのコンビだ。これまでエースの登板時は必ず小林誠司と組んでいたが、原監督はこの同学年コンビも迷わず解消。右腕の復帰となった6月9日のロッテ戦(東京ドーム)で2人は公式戦初バッテリーを組み、6回2失点と上々の内容を見せた。指揮官は試合後、炭谷に対し「小林もリード面において勉強しています。しかし、銀ちゃんのほうが1枚半上回っている」と信頼を口にしている。

 同16日の日本ハム戦でも菅野とバッテリーを組んだ炭谷は、初回の3失点後、すぐに会話を持ち、菅野のイメージが強いスライダー、カットボールではなく、カーブ、フォークを中心とした配球へ変更。「誠司と同じリードでは僕を使ってもらっている意味がない」とエースの新たな一面を引き出しつつ勝利につなげ、指揮官の起用に応えている。

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最終更新:6/22(土) 10:28
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