ここから本文です

手法の違いに注目! 河村康輔、初の大個展。

6/19(水) 18:55配信

Casa BRUTUS.com

アート、ファッション、音楽、映画など様々なシーンで熱視線を集める河村康輔の代表作が〈パルコ〉に集結。

大友克洋と共作し、『AKIRA』のアートウォールを〈渋谷パルコ〉跡地に登場させたことも記憶に新しい河村康輔。国内外のギャラリーで新作を発表すれば、瞬く間に売れていく人気のコラージュアーティストであり、ファッションブランドへのデザイン提供や書籍の装丁、映画のポスターを手がけるなどグラフィックデザイナーとしてもボーダーレスに活躍。その幅広い活動を一挙に見せる個展が〈PARCO MUSEUM〉で開催される。見どころと気になる新作について聞いた。

Q 約20年の活動を俯瞰するとのことですが構成のポイントは?
シュレッダーを使ったシリーズやデジタルコラージュ、青焼きや砂鉄を使った作品などこれまで様々な手法を用いてきたので、それらをカテゴライズして時系列で展示しようと思っています。同じ手法でも時代によってアプローチが違ったり、過去の作品をリミックスして別のものを作っていたりするので、制作年に注目して、見比べてもらうとおもしろいかなと。

Q コラージュワークはバリエーション豊かですよね。
ずっとフォトショで作っていて、アメリカ人アーティスト、ウィンストン・スミスとのコラボがきっかけでアナログに目覚めました。デジタルよりも直感が働く感じがして、楽しかったんですよね。古い雑誌から気になるモチーフを見つけて、それを組み合わせたり、シュレッダーで一枚の絵をバラバラにして再構成したり、2枚の絵を交互にして1枚にしたり。今はすっかりアナログのイメージが定着してしまったので、あえてデジタルで作ることもあります。今回はアナログの手法で作った原画をデジタルで出力したものもあるので、この二つの境界を曖昧にできるのではとも思っています。

Q 新作も制作中とのこと。どのような作品になりそうですか?
コラージュのシルクプリントと刺繍、ファッションをミックスしたコンセプチュアルなプロダクトを作る予定です。一見普通の服なんですけど、刺繍で前面と背面を縫い合わせているので、実は着れないっていう(笑)。僕にとってコラージュは、既製品を崩して新しいものを構築することなので、新作のコンセプトもその延長線で生まれました。かぶれないキャップ、足が入らない靴下とかも作れたら。それを実際に販売して、知らずに買った人が「着れないじゃん!」ってなったら嬉しいですね。

Q 空間構成はYOSHIROTTENが手がけるそうですね。
彼とは感覚的なものを共有しているので基本的におまかせしてます。ホワイトキューブで展示することが多かったので、どういう空間になるのか楽しみなんです。

text_Mariko Uramoto

最終更新:6/19(水) 18:55
Casa BRUTUS.com

記事提供社からのご案内(外部サイト)

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事