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イケメンだらけの映画『ザ・ファブル』で、群を抜く存在感を残す安田顕の“美学”

6/19(水) 15:09配信

webマガジン mi-mollet

先日行われた最新映画『ザ・ファブル』の完成披露試写会。父親代わりのボスに「1年間、人を殺さずに“普通”に生きろ」と命じられた、伝説的な殺し屋“ザ・ファブル”を描いた作品です。主人公“ファブル”こと佐藤アキラを演じる岡田准一さんのアクションがとにかくすごい!という作品なのですが、上映終了後、お運びいただいた読者の方のアンケートで、最も人気を集めたのは、アキラの身柄を預かった裏社会の会社社長・海老原を演じた安田顕さん。今回はその安田顕さんのインタビューをお届けします。多くの婦人を魅了する、その魅力とはどんなものでしょうか?

 安田顕 1973年生まれ。北海道室蘭市出身。演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー。バラエティ番組『水曜どうでしょう』に出演し注目を浴び、映画・ドラマ・舞台など数々の話題作に出演、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じている。本年は、『なつぞら』(NHK連続テレビ小説)、『白衣の戦士!』(日本テレビ系)に出演中。

現在も連続ドラマ2本に出演中で、様々なメディアで顔を見ない日はないほど人気の安田さん。『愛しのアイリーン』『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』に加えて本作と、このところマンガ原作映画が続いています。実はどの作品でも、演じた役は安田さんとはあまり似ていないのですが、それでも観客を魅了するキャラクターとして成立させてしまうのが安田さんのすごいところです。

「マンガ原作とはいえ、それほど気負わず。原作の海老原はもっと恰幅が良く、衣装もそれに近いものが用意されていたんですが、明らかに私と全然違うし似合わなそうなので、“違うアプローチもありますかね?”と聞いたら、そっちも用意して下さっていたんです。俳優は、基本は監督の意図に従うものですし、僕の一存でやっているわけではないんです」
 

キレキレのアクションと、キャラクターの人間味

完成品を見た安田さん、ご自身が観客としてみた時の魅力は?と尋ねれば、「アクションです」と即答します。後半で20分以上続くアクションは、映画の最大の見どころ。体を鍛え上げて臨んだという岡田さんのアクションは、あまりにキレキレすぎてカメラがそのスピードに追い付かず、NGになってしまうこともあったのだとか。

「“誰も殺さず救えるか”という話ですけれど、“誰もケガさせずに撮影できるか”というのは、そこもひとつテーマだったんじゃないですかね。岡田さんはじめ男性陣はもちろんですが、山本美月さん、木村文乃さんの女優陣のアクションも、そんな不安定な靴で!とハラハラします。ああいうスリリングさは、CGじゃなかなか味わえないでしょうね。ご覧くださる方、めちゃくちゃハードルを上げて見てほしい。それでもなお“すごい!”と驚いてもらえるものを、監督とキャストさんで作り上げていると思います」

そう、“誰も殺さず救えるか”が、この物語のキモです。岡田さん演じるアキラは、自分を親代わりとして育ててくれたボスの絶対的な命令で、1年間人を殺すことができません。でももちろん、海老原の組織の内部抗争に巻き込まれ、山本美月さん演じるヒロイン、ミサキを救うために敵地に乗り込んでゆきます。その原因を作ったのが、安田顕さん演じる海老原の弟分・小島(柳楽優弥)です。

「海老原は反社会的勢力に所属する人間で、正義も何もありませんが、この映画の登場人物の中ではごくごくまっとうな考えの人だと思います。ひとつの組織を背負う人間として、特に弟分の小島に関しては、葛藤を抱えているんですよね。悪さばっかりしてしょうがないと思いながら、その反面ですごく可愛がっていて、ちょっとやそっとじゃ切り捨てられない。人間味があるんですよね」
 

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最終更新:9/24(火) 17:24
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