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年収5倍の住宅ローンで「ペット禁止マンション」を買った人の悲劇

6/19(水) 10:00配信

現代ビジネス

とてつもない請求

 「負」は負債の負。売りたいのに売れず、現金化できずに負債となった不動産のことです。

いまマンションを「買っていい街」「ダメな街」結果一覧

 特に「負動産」となってしまったマンションは、持ち続けているかぎり管理費、修繕積立金、固定資産税などの金銭的な負担も所有者に重くのしかかってきます。それに併せて、「大規模修繕や建て替え費用が不足しているから1000万円持ち出しで負担してほしい」と、ある日突然とてつもない請求がくる可能性だってあるのです。

 売ろうと思っているけどなかなかタイミングが見つからない、もしかしたらまだ価格が上がるかもしれない……とモタモタしているうちに、立地や管理状況など、様々な理由で自分のマンションが突然、負動産化することもあります。特に1991年3月~1993年10月のバブル崩壊より前に新築物件を購入している場合、実際の価値より高値で住宅を購入しており、大幅な価格下落の影響を受ける可能性が高いです。昔の「住宅すごろく」のように、「不要になれば、いつでも処分できる」は通用しない時代であることを肝に銘じましょう。

 私はマンションの専門家として、様々なマンションの実態を調査し、管理組合のコンサルティングを行ってきました。その経験から言えることは、負動産化する可能性がある物件は、一日でも早く売るべきだということです。日本では今後、年を追うごとに築古マンションが増加し、2020年には築30年以上の分譲マンションが216万戸になると予想されています。売るに売れないマンションが増えることはあっても、減ることはありません。

「売れないマンション」10のNGリスト

 ただし、負動産だからといって悲嘆に暮れる必要はありません。今住んでいる家にどれだけ価格下落のリスクがあるのか、どうすればスムーズに売却できるかを知っていれば、マンションを「富める」不動産、すなわち「富動産」に変えることができるのです。自分でもできる工夫や知識ひとつで、1000万円以上も価格差がでるのが今の不動産市況といえるでしょう。

 それでははじめに、今所有しているマンションが「負動産」になるリスクを抱えているか、以下の10項目をチェックしてみましょう。

 この10項目のうち、ひとつでも当てはまるようでしたら、負動産になるリスクがあると考えておいたほうがいいでしょう。チェックポイントを解説していきます。

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(1)最寄り駅から徒歩7分以上
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 近年駅周辺の再開発が進み、駅直結や駅至近のマンションが急増しました。現在、徒歩10分未満の物件は全体の70%と言われています。

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(2)チラシがあふれている郵便受けがある
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 長期間の空室になっている可能性があり、このような物件は募集を掛けても人が寄り付きにくいマンションの可能性があります。

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(3)ゴミを24時間出せない
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 ゴミ出しにストレスを感じやすい高齢者や、決まった時間に出せない単身者が多いと、「ゴミ屋敷化」が深刻になることが考えられます。

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最終更新:6/19(水) 10:40
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