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上司vs.若者「メール送った」と言うのは必要か

6/19(水) 7:00配信

東洋経済オンライン

すぐ答えをほしがる、何がモチベーションかわからない、怒るとパワハラと言われる、急に辞めてしまう……。新入社員や若者とどのように接すればいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』を一部抜粋し再構成のうえ、そのヒントを探ります。

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■「3年で3割辞める」は30年前から変わらない

 最近の若者はすぐ辞める、という声が、あちこちから聞こえてきます。

 よく新卒は、3年で3割辞めるといわれます。厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、2015年3月のスコアは31.8%(大学新規卒業者の3年後離職率)ですが、実は30年前からのデータを見ても、3割前後で推移していることに変わりはありません。3年で3割辞めるのは30年前からほとんど変わらない傾向なのです。

 若者は職場に「辞めます」と切り出すずっと前から悩み、働きながら転職活動を始めます。そしてこのご時世、今より(スペック上で)よい(と思われる)次の職場が見つかります。その段階で職場に打ち明けるわけです。辞めます宣言が出てしまったら、すべてはもう後の祭り。考え直してくれることは、ほとんど望めません。

 転職のしやすさが若者の離職を後押ししているのは確実ですが、彼らが突然辞める理由はそれだけではありません。若者たちの話から見えてくるのは、彼らもまた年の離れた先輩や上司に対して、「何だ、この人?」「やってらんねー」と絶望している現実です。

 ただ、彼らはそうした本音はなかなか口にしません。いったい何が若者の「不満ポイント」になっているのでしょうか?  「よかれと思うオトナ」vs「それが不満な若者」になってしまっている典型的なケースを見てみましょう。

「メール送付のリマインド」問題
 生活用品メーカーの営業部。浜野課長(男性・44歳)は、昼の休憩から戻った入社2年目の中島くん(男性・24歳)に声をかけた。お客様から依頼された注文内容の変更の件についてメールで報告があったが、口頭での報告がなかったからだ。

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最終更新:6/19(水) 7:00
東洋経済オンライン

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