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ロッテ・種市篤暉は「ただの東北人じゃない」。 今季、エース級の活躍

6/19(水) 6:17配信

webスポルティーバ

昨年の"フレッシュオールスター"は、青森の弘前で行なわれた。みちのくの静かな城下町は、岩手の盛岡からバスで入った。弘前の家並みが見える手前あたりは、右も左も一面のりんご畑だった。

ロッテがホームランラグーン設置で激変。本塁打増より外野守備に注目

 この町で外崎修汰(西武)が高校野球の3年間を過ごしたのか......と思っていたら、野球部のバッグを荷台にくくりつけて疾走していく自転車の高校球児を見つけた。その彼が本当に外崎に見えてくるから不思議なものだ。

 フレッシュオールスターの舞台は"はるか夢球場"という立派なスタジアムで、そこにウエスタンリーグ、イースタンリーグそれぞれ21人の期待の若手が集結した。

 ラジオ放送の解説をさせていただくことになり、試合前も報道陣のひとりとして選手のウォーミングアップを眺めていた。

 ルーキーの清宮幸太郎(日本ハム)、村上宗隆(ヤクルト)、安田尚憲(ロッテ)、中村奨成(広島)、清水達也(中日)と"甲子園のスター"たちがズラリ揃い、本家のオールスターに負けない豪華な顔ぶれだった。

 外野の芝生で思い思いにストレッチをしている選手たちのなかに、こちらの顔をじーっと見ている選手がいて、「オレのこと!?」と自分の顔を指差したら、「ハイッ!」とばかりに立ち上がって駆け寄ってきてくれたのが、当時プロ2年目の種市篤暉(あつき/ロッテ)だった。

「安倍さんですよね。僕のこと覚えてくれていますか?」

「覚えているに決まってるじゃないか。少しは話す時間があるかなと思って、楽しみにしてきたんだ。今日、投げるよね?」

「はい、先発なんです」

 うれしそうに笑った顔が輝いて見えた。

「全然緊張してないな。やっぱり......」

 堂々とした姿を見て、安心した。

 種市と初めて会ったのは、彼が八戸工大一高の3年秋。ある雑誌の"ドラフト隠し玉探訪"という企画で、その年の夏の投げっぷりに惹かれて、ぜひ種市を取り上げたいということで学校に訪れた。

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最終更新:6/19(水) 6:17
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