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日本ハム・杉谷拳士 唯一無二のエンターテイナーの輝き/ユーティリティープレーヤー

6/20(木) 12:01配信

週刊ベースボールONLINE

 杉谷拳士が大仕事をやってのけた。5月23日の楽天戦(札幌ドーム)。5回に左翼に今季1号ソロ、6回にも右翼に2号2ランを放った。1試合2本塁打はプロ初だが、スイッチヒッターの杉谷は1本目が右打席、2本目が左打席でアーチをかける離れ業。球団では2007年のセギノール以来の快挙に「これから『スギノール』と呼んでください!」とトークも冴えわたった。

 両打ちの器用さは守備でも変わらない。内外野ほぼすべてのポジションをこなせる。代走としても重要な局面を任されるケースも多い。何よりチームきっての「いじられ役」。先輩後輩を問わず、何をされても明るく前向きにはね返すハートの強さも魅力だ。圧巻の左右両打席弾を放っても、チームメートからはともにサイレント・トリートメントを受けた。お立ち台では「あれはサイレント、サイレント。ただの無視じゃないかな、と思います」と笑いにつなげるのも周囲を不思議と明るくさせる杉谷らしいアドリブ力だ。

 どんな役割にも全力を尽くすからこそチームにとっては貴重な存在で一軍に置いておきたい駒なのだ。見た目は若いが、今シーズンでプロ11年目の28歳。若手中心のチーム構成の中では経験値も豊富な中堅選手だ。打って、守れて、走れて、ムードメーカー。オフにはバラエティ番組でもスター級の存在感を放つ。今シーズンも欠かせないユーティリティープレーヤーとして、チームを支えている。

写真=BBM

週刊ベースボール

最終更新:6/20(木) 17:14
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