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「東京新聞社内」で撮影も シム・ウンギョン、松坂桃李主演の政治サスペンス映画〈AERA〉

6/22(土) 11:30配信

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 AERAで連載中の「いま観るシネマ」では、毎週、数多く公開されている映画の中から、いま観ておくべき作品の舞台裏を監督や演者に直接インタビューして紹介。「もう1本 おすすめDVD」では、あわせて観て欲しい1本をセレクトしています。

【映画「新聞記者」の場面写真はこちら】

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 ある夜、東都新聞社会部に医療系大学の新設に関する極秘公文書が匿名ファクスで送られてくる。認可先は文部科学省ではなく内閣府。日韓ダブルでアメリカ育ちの記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)はファクスの謎を追いはじめる。

 外務省から内閣情報調査室(内調)に出向中のエリート官僚・杉原拓海(松坂桃李)の任務は現政権を維持するための情報操作やマスコミ工作。葛藤を抱える日々の中、久しぶりに外務省時代の上司(高橋和也)と飲みに行く。不祥事の責任を一人で負わされ失脚した元上司は、「俺のようにはなるなよ」という言葉を残し、その数日後にビルの屋上から身を投げる──。

 この数年に起きた現在進行形の出来事をモデルとした政治サスペンス映画だが、藤井道人監督はオファーを受けるまで新聞をほとんど読んだことがなかったという。しかし新聞を読まない世代だからこその視点があると思った。

「最初はドキュメンタリーの中にフィクションが混ざるような内容でしたが、エンターテインメントとして自分たちの暮らしに反射できる映画にしたいと思いました」

 原案は東京新聞の望月衣塑子記者の『新聞記者』(角川新書)。新聞社のシーンは実際の東京新聞の社内で撮影された。

「新聞社は実際の場所で撮影しましたが内調は逆で、どれだけ取材してもオフィスがどうなっているのかがわからなかった。であれば知らないということをどう表現するかということで、振り切った形で表現しました」

 リアリティーとフィクションの絶妙なバランスで織りなされる本作。吉岡が観るネット討論番組には、望月記者や元文科事務次官の前川喜平さんらが出演し、「海外から見た日本のメディア」「集団と個」といったテーマで討論している。

「新聞記者を称賛する映画だったり、国家権力に抗う女性を美化する映画だろうと思う人が多いと思うのですが、そうじゃない。その象徴的なシーンがラストシーンです」

 真実を追求しようともがく吉岡に触発されるように、組織の論理と個人の正義との狭間で葛藤しながらも組織の闇と対峙していこうとする杉原。ラストシーンは官邸前の横断歩道の端と端で向き合う杉原と吉岡のシーンだ。

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最終更新:6/22(土) 11:30
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