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「そこにいてくれる安心感」新リーダー竹内朱莉が作るアンジュルムの新たな歴史

6/20(木) 12:00配信

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18日(火)日本武道館で行われたコンサートでアンジュルムリーダーの和田彩花がグループを卒業した。その後を継いでリーダーに就任したのが2期メンバーの竹内朱莉だ。ファンからは“いじられ役”の印象も強い彼女だが、その新リーダーに大きな期待を寄せているのが、『月刊エンタメ』で連載コラム「モーニング娘。年代記」を執筆し、長年にわたってハロー!プロジェクトを追いかけてきた乗田綾子氏だ。リーダー就任のこの機会に、竹内朱莉の安心感について改めて考えてみたい。

【関連】初代リーダー和田彩花と座談会で話す新リーダー竹内朱莉

2019年5月25日、アンジュルムの現リーダー・和田彩花の卒業に伴い、2期メンバーの竹内朱莉がグループの新リーダーに就任することが正式発表された。

どちらかというとセンターに立つタイプではなく、愛嬌のある丸顔のおかげもあって“いじられ役”という印象が強い彼女。しかしアンジュルム・竹内朱莉に関して、ずっと忘れられない記憶が2つある。それはいずれも、私が客席でライブを見ていたときの出来事だ。

1つめは2015年に行われたアンジュルム/スマイレージ初期メンバー、福田花音の卒業記念ライブでのこと。長年グループを支えてくれた偉大な功労者を、メンバーも観客も一体となって大きな盛り上がりで送り出そうとしていたそのステージの終盤、ちょうど上手のステージサイドに座っていた私は暗転の一瞬に、竹内朱莉が突然ステージ横に駆け込んでくるのを目撃した。イヤモニに大きなトラブルが発生してしまったのである。

彼女が駆け込んだ直後から、目前にあったミキサー卓の周りでは大人数のスタッフが慌てて復旧作業にとりかかる姿が見えた。しかし同時進行でステージに戻った竹内朱莉は、何事もなかったかのように、キラキラとした表情で満員の観客に向けて歌い踊り続けている。

イヤモニの不調はなかなか治らなかったようで、彼女はその後も曲が終わるともう一度、ミキサー卓へ走ってスタッフに短く現状報告をしている。しかし、スタッフにトラブルを伝えていたときも、そしてステージに戻った直後にソロパートが回ってきたときも、私が目撃した竹内朱莉は事実として、不安や動揺を一切表情には出していなかった。

そして時折イヤモニを抑えながらではあったが、リズムも音程も外さず、さらに激しいダンスにも臆することなく、結局竹内朱莉は本編終了までのラスト7曲をイヤモニ不調のまま、あの大箱で完璧に乗り切ってしまうのである。

当時の竹内朱莉はまだ18歳。

しかしながらステージの光と影に見た彼女はすでに、実力と度胸を十分に兼ね備え、そしてグループを全力で支えようとあり続けていた、プロのアイドルだったのだ。

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最終更新:6/20(木) 12:00
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