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エージェンシー問題を浮き彫りにした、ハーツの裁判の行方 : アクセンチュアはいかに振る舞うか?

6/20(木) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

ハーツ(Hertz)とアクセンチュア(Accenture)の法的争いが新たな段階に入った。アクセンチュアが裁判所に対し、ハーツの訴えを棄却するよう申し立てる意向を伝えたのだ。この出来事を見る限り、ブランドにとっては、コンサルティング企業とエージェンシーのどちらと仕事をしても(効率性という点で)大きな違いはないのかもしれない。

レンタカーチェーンを展開するハーツは4月、コンサルティング大手のアクセンチュアが契約上の義務を履行しなかったとして同社を訴えた。その義務とはハーツのウェブサイトとモバイルアプリのリニューアルで、ハーツは2016年~2018年にかけて3200万ドル(約34億円)以上をアクセンチュアに支払ったことが、裁判の過程で明らかになっている。一方、アクセンチュアは5月下旬、棄却を求める声明のなかで、ハーツの訴えは根拠のないものであり、未払いの請求金の支払いを求めて反訴するつもりだと主張している。

ただし、このようなトラブルはそれほど珍しいものではなく、クライアントとエージェンシーが最近取り組んでいる問題とよく似ている。その問題とは、プロジェクトの範囲と金額を決めることの難しさだ。

「このような意見の食い違いは、コンサルティングモデルに対する非難と捉えるのではなく、プロジェクトの範囲を決める作業をより慎重かつ適切に行うべきだという警鐘と考えるべきだ」と、独立系エージェンシーのマーカス・トーマス(Marcus Thomas)でパートナー兼最高クライアント責任者を務めるマーク・バッハマン氏はメールで述べている。

両者の関係に深い亀裂

クライアントがエージェンシーの請求金額を詳しく精査するようになった結果、両者の関係に以前より深い亀裂が入りはじめている。今回の訴訟も、そのような問題が直接作用した結果だといえるかもしれない。デジタルの興隆によって、プロジェクトの範囲と費用を決める昔ながらのやり方はもはや機能しなくなっている。米DIGIDAYが以前の記事で報じたように、10本のYouTube動画を作る仕事は、1本のテレビコマーシャルを作る仕事と同じではない。

今回の訴訟やアクセンチュアとハーツのあいだで見られる意見の不一致も、こうした時代の流れのひとつといえるだろう。変化を望むクライアントが提携先をエージェンシーからコンサルティング企業に変えても、期待していたほどの成果は得られないのかもしれない。

「ウェブサイトは、非常に複雑なソフトウェアの組み合わせで構成されている。何が含まれ何が含まれないのかについて意見の不一致が起こった例は、ハーツとアクセンチュアがはじめてではないだろう」と、バッハマン氏は指摘する。同氏の会社も、クライアントのウェブサイトとアプリの設計に取り組みながら、さまざまな問題に対応してきたという。

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最終更新:6/20(木) 7:10
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