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「米・テレビ広告主は、売れ残り枠より先行販売枠へ」:オムニコムのキャサリン・サリバン氏

6/21(金) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

従来型テレビの視聴者数は減少しているかもしれないが、テレビ広告に費やされる資金は必ずしも減少していない。テレビは依然として、広告主にとって多くの顧客にリーチするための非常に効率的な方法だ。

その結果、広告主は、今年のアップフロント(Upfront:アメリカにおけるテレビ広告の先行販売イベント)サイクルにおいて、インベントリ確保のために、過去数年よりもわずかに多くの資金を投じることになりそうだ。というのも、いわゆる「スキャッター(Scatter)」マーケット(アップフロントにおける売れ残り)で、のちに購入するとなると、購入可能枠が減少することになるからだと、オムニコムメディアグループ(Omnicom Media Group)で北米地域の主任投資担当幹部を務めるキャサリン・サリバン氏は言う。

なお、本インタビューは、長さを変えてわかりやすく編集してある。

――アップフロント交渉サイクルの役割は、有意義に変化したか?

従来型テレビの視聴率が下がったため、また、スキャッター枠を実際に購入するのはますます困難になるため、よく注意をしておく必要がある。率直に言って、スキャッター枠を購入したい理由は何だろう? スキャッター枠を利用するうえで、柔軟性のメリットがあっても、そのメリットがスキャッター枠の利用のために支払う実際の価格以上の価値はもはやない。スキャターに投じる資金をアップフロントに費やすように移行しているクライアントが増加しているようだ。そのため、こういった観点から、スキャターに実際に資金を費やしたいなら、そういったことを考えておくことが、重要になるだろう。

――広告主は、テレビの視聴者数が減少していることと照らし合わせると、より少ないものにより多くの資金を投じているとあなたは言ったが、今年のアップフロントにおいても、引き続きこの状態が続くだろうか?

あるいは、何らかの方法で、これが中和される機会があるだろうか?


クライアントがオーディエンスのあとを追おうとするほど、つまり、多くのプレミアムなコンテンツがプラットフォーム以外の場所で視聴されることになるということだが、そうなれば、メディア企業はクライアントを消費者が視聴するところへ連れていきやすくなる。こうして、価格高騰を抑えることができるようになるだろう。

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最終更新:6/21(金) 7:10
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