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【海外ボクシング】ウィークエンド・プレビュー 苦労人チャンプ、カンシオの返り討ちなるか

6/21(金) 20:07配信

ベースボール・マガジン社WEB

 今週の海外ボクシングはビッグマッチこそないが、注目に値するなかなかのカードがそろう。不敗のWBA世界スーパーフェザー級王者だったアルベルト・マチャド(プエルトリコ)を番狂わせの逆転KOに破ってベルトを奪い取ったアンドリュー・カンシオ(アメリカ)はリマッチに臨む。議論を呼ぶ判定でトニー・ハリソン(アメリカ)に初黒星を喫した前WBC世界スーパーウェルター級チャンピオンのジャーメル・チャーロ(アメリカ)も因縁の再戦を行うはずだったが、ハリソンの負傷によりノンタイトル戦に変更されている。

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6月21日/ファンタジースプリングス・カジノ(アメリカ・カリフォルニア州インディオ)

◆順当ならカンシオの雪辱だが…

★WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦
アンドリュー・カンシオ(アメリカ)対アルベルト・マチャド(プエルトリコ)

カンシオ:30歳/26戦20勝(15KO)4敗2分
マチャド:28歳/22戦21勝(17KO)1敗
※22日、午前10時よりDAZNで生配信

 この両者による2月の対戦結果は、世界のボクシングファンの間に大きな波紋広がった。身長178センチの長身サウスポー、マチャドは切れ味鋭いパンチの持ち主で、カリブのボクシング王国プエルトリコを背負って立つ存在と考えられていた。そのマチャドがまさかのKO負けだ。それも、頑張り屋でも実力はリミットいっぱいの中堅レベルともささやかれていたカンシオ相手に。いきなりダウンを奪いながら、カンシオの粘っこいボディ攻めに抵抗できないまま崩れ落ちたマチャドの姿は、戦前には想像できないものだった。

 一方、カンシオはいきなり話題の主にと祭り上げられる。なにしろプロでは食っていけないと、一度はリング生活から身を引いた。家族のためにさまざまな仕事について懸命に働いた。昨年カムバックし、そして現在もフルタイムで働く機械技師でもある。

 再戦ではマチャドがリーチ、スピードの差をフルに活かし、カンシオを突き放しにかかるはず。前回の勝利がフロックでないことを証明するために、カンシオはマチャドが繰り出す偵察と先制を目的としたジャブ、カウンターの左スカッド砲をうまくすり抜けなければならない。それはなかなか厳しい作業にも思える。

 マチャドがきちんとアウトボクシングした末に、中盤で決着をつけるとするのが最も順当な答えかもしれない。ただ、前回の不安定な姿を見る限り、100パーセントの信用はできないが。

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最終更新:6/21(金) 20:07
ベースボール・マガジン社WEB

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