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「私はめったに激怒しない」首相答弁と毎日「『安倍外交』ここがすごい?」がすごかった

6/21(金) 6:00配信

文春オンライン

 なんたって“外交の安倍”である。

 今回のイラン訪問は首脳協議でトランプ米大統領に次のように言われたから。

【写真】安倍首相が“大人の対応”を見せた一幕

「今すぐにでもイランに行ってほしい」

「この1週間は他の問題はいいからイランのことに集中してほしい」(日経新聞6月14日)

 しかしイランへ行ったら「米、新たな制裁を追加」。平気でハシゴを外す親愛なるドナルド!

 そして日本船は謎の攻撃である。緊張緩和のために行ったのに……。

 辛口のタブロイド紙・日刊ゲンダイは「誰がどう見ても大失敗」とデカデカと書き、「喜々としてトランプの“パシリ”を買って出た身の程知らずが招いたその後の情勢の不穏」(6月17日付)と早口で責め立てた。

 パ、パシリ……!

 すると日刊スポーツも「トランプの“パシリ”安倍が得たものは」(6月17日「政界地獄耳」)。

 ここでもパシリ! トランプに頼まれたから行ったのにこの言われよう。

これ、最近の金融庁の立場とそっくり

 これ、何かに似てる。ああ思い出した。最近の金融庁の立場とそっくりなのである。

「出せ」と頼まれたから報告書を出したのに「老後2000万円」が注目されたら政府や自民党から散々な言われよう。しまいには受け取りを拒否された。

 今週こんな記事が出た。

 「首相激怒『金融庁は大バカ者』 官邸主導、異例の火消し」(朝日新聞デジタル)

「2000万円不足」問題の追及が強まると、首相は周辺に「金融庁は大バカ者だな。こんなことを書いて」と漏らしたという。

 この首相の激怒をきっかけに、

《官邸側は「初期消火に失敗したら建物ごと燃やすしかない」とし、問題に「ふた」をする判断をした。》(同)

 なるほどなぁ。この数年間の「あったものがなかった案件」が走馬灯のように浮かびます。

 金融庁にとってはまさに理不尽な展開だった。すると同時期にイラン訪問をした首相にも先述した理不尽な評価が待っていたのである。

 因果応報とはこのことか。まさか、金融庁の呪い?

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最終更新:6/21(金) 11:06
文春オンライン

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