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2019年5月のバイオ医薬品市場

6/21(金) 15:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

ピクテ投信投資顧問株式会社が、日々のマーケット情報を分析・解説します。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報を転載したものです。

バイオ医薬品関連企業の株価動向

5月のナスダック・バイオテック指数(ドルベース、配当含まず)は下落しました。

月を通じて、米中の貿易戦争が激化しました。米国は、中国からのほぼ全ての輸入品に関税を賦課するとの脅しをかけており、一方、中国側も強硬策を発表し報復の構えですが、抗生物質やインシュリン等の特定の薬品以外、医薬品への影響は殆ど見られません。貿易摩擦関連のニュースを嫌気し株式市場は総じて売られ、バイオ医薬品株式市場も世界株式と同程度の下落となりました。

株価が上昇した銘柄としては、アリーナ・ファーマシューティカルズ(米国)、ニューロクライン・バイオサイエンシズ(米国)およびアレイ・バイオファーマ(米国)などが挙げられます。アリーナ・ファーマシューティカルズは、有望な買収案件の被買収銘柄として多数の投資家の関心を集めたことから上昇しました。ニューロクライン・バイオサイエンシズは、主力製品である遅発性ジスキネジア治療薬イングレッサの販売状況に関して、経営陣が強気の発言を繰り返したことが好感されました。アレイ・バイオファーマは、変異性大腸がん患者を被験者とした3剤投与のフェーズ3治験で主要目標の達成が好感されました。

株価が下落した銘柄としては、アレクション・ファーマシューティカルズ(米国)、アミカス・セラピューティクス(米国)、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(米国)などが挙げられます。アレクション・ファーマシューティカルズは、主要株主が保有株の一部を売却したことが市場を動揺させました。アミカス・セラピューティクスは増資が嫌気されました。またリジェネロン・ファーマシューティカルズ(米国)は、主力眼科領域での競争激化を投資家が懸念し始めたことから、株価が下落しました。

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最終更新:6/25(火) 14:57
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