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「いつか現地を訪れることを願って」 難民を友人のように受け入れるNPO法人代表のファッション哲学 #U30STYLE

6/21(金) 8:00配信

Forbes JAPAN

各ジャンルで優れた才能をもつ「30歳未満の30人」を選出する「30 UNDER 30 JAPAN」。彼らのライフスタイルに迫る連載企画「UNDER 30 STYLE」では、昨年と今年の受賞者たちがどう自らの「好き」を追求しているのかを明かしていく。

難民という背景をもつ若者の就労支援プログラム運営をするWELgee代表渡部清花のクローゼットは、日本ではなかなか手に入らない色鮮やかな服ばかりだという。彼女ならではのファッションの楽しみ方を聞いた。

━今日のお洋服もとてもお似合いです。いつもどんなところで買い物をしていますか?

日本の女の子たちがショッピングをするような場所へ服を買いにいくことは少ないです。(自身が着ている服を見ながら)これはバングラデシュで買った「サロワカミューズ」という服で、日本で例えると若い女の子たちがカジュアルな日に着るような服です。

私が滞在していたバングラデシュの先住民族地域では、ほとんどの人が機織り機で作るオーダーメイドの服を着ています。地域や民族によって模様や線の数が違ったりして、比べて見ると面白いんですよ。

先日、栃木県の大平町で開催された彼らの新年のお祭りに着ていった一着は、現地で作ってもらったものです。



黒ベースで赤青金色のラインが入っていて、ちょっと派手ですよね。でも、現地の人たちは「こんな地味なデザインでいいの? もっと柄やラインを増やそうか?」と、私のオーダー内容を聞いて物足りなそうな顔をしていました(笑)。現地で人気なデザインは、生地一面に模様がぎっしり詰まったものなんです。

そんな出来事を思い浮かべるながら服を着ることが、私にとってのファッションの楽しみ方なんです。

好きな洋服のテイストは変わっていない。

━昔から好きなファッションは変わっていませんか?

物心ついた頃から、好きな洋服のテイストは変わっていません。「エスニック」はあまり適切な言葉だとは思わないのですが、日本から遠く離れたアジア、アフリカ諸国を思わせるデザインにはずっと惹かれていました。

先ほど紹介した一着もそうですが、遠い国の風景が目に浮かぶ服やアイテムが好きなんです。例えばこれ、なんだかわかりますか?



一見、竹の棒と布だけの旗のようにも見えますが、きちんと団扇の役目を果たすんです。(片手で持って頭上で回しながら)こうすると私だけじゃなくて周りの人にも風が行き届いてみんな涼しいんです! バングラデシュの家庭では、一番回すのが上手なおばあちゃんが、食事をしながら家族のために回し続けるんです。とにかく夏は暑いので。日本にはない日常の風景ですよね。

━世界各国の人が集まる渡部さんの運営されているシェアハウスには、今どのような方々が住んでいるのでしょうか?

今年4月から板橋で「日本福音ルーテル社団」との協働事業として「TOKIWA(トキワ)」というシェアハウスの運営を始め、私もそこに住んでいます。ここでの目的は、日本に逃れた難民たちが、自分らしく「働く」最初の一歩をつくることです。


TOKIWAでのワークショップの様子。

日本は、難民として認められる基準が非常に厳しいです。認定されるまで待つ期間も、公的な難民キャンプや難民シェルターもない。最初の半年は、生き延びるための仕事も許可されない、もっとも厳しい時期にあたります。

日本にいれば強制送還こそされませんが、能力を持っているにも関わらず、暮らす場所の不安、祖国の家族の心配、将来への不安などから、「頑張りきれない」難民も多く、就職活動をしても、社会的なレッテルや日本語が十分でないことから結局、雇用契約書がなかったり、労働基準法が全く遵守されていなかったり、怪我をしても労災がきかないような現場で働かざるを得なくなってしまうことが多いのも事実です。」

ここでは最長1年間住むことのできるルールを設け、期間内に彼らのスキルや経験をいかした就職活動を支援することでポジティブな「シェアハウス卒業」を目標にしています。

実は千葉にも1つ、空き家を購入してDIYをして作ったシェアハウスがあります。
そこは就活支援を目的としておらず、近所の人たちが食べ物やモノを無償でくれたり、支え合って生きていく環境があります。応援してくださる人仲良くなって、車をもらったこともありました(笑)。

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最終更新:6/21(金) 8:00
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