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新社会人が「退職後のために」避けるべき5つの行動

6/21(金) 8:30配信

Forbes JAPAN

米国では大学の大半が金融リテラシーを高めるための教育を行っていない。そのため大学生たちは、自分のお金の管理の仕方についてほとんど、または全く知らないまま卒業し、社会に出る。

お金をきちんと管理することは、夢の仕事に就くことと同じくらい重要なことだ。いくら稼いでも全く貯金をしていなければ、長期的にみれば高額の給料にも意味がなかったことになってしまう。

この(お金の管理という)“大人らしいこと”に初めて向き合う若者たちは、先輩たちの大半が犯してきた以下の「5つの過ち」を回避する必要がある。そうすることで、自分の立場を有利なものにすることができる。

1. 家賃が高い部屋を借りる

一般的な経験則として、家賃は給料の28%以下にすべきだといわれている。だが、魅力的な仕事に就けば職場は生活費が高い都市部になる場合が多く、新卒者はそれ以上の割合を家賃に充てることになる。

家賃が高くて職場の近くに部屋を借りられない場合に選択肢として考えられるのは、ルームメイトを見つけることだ。一人暮らしがいいというなら、少し離れた地区で部屋を探すことになるだろう。

あるいは、給料が少し上がるまで何年間か、実家で暮らすこともできる。数年待てば、そしてその間、お金に関して適切な行動を取っていけば、しっかりとした「財政基盤」を築くことができる。

2. 毎月の返済額を考えずに賃貸契約

学生ローン(またはその他の借金)の返済をしているなら、家賃にかけるお金はもっと減らす必要があるだろう。金融の専門家は、月々の返済額と家賃の合計を、給料の36%以下に抑えることを勧めている。

学生ローンの大半は返済猶予期間があるため、毎月の返済額を考慮せずに部屋を借りるという間違いを犯す新卒者は多い。ローンの返済額は固定費であり、家賃に充てられる金額を割り出すための計算に含める必要がある金額だ。

貯金は「今すぐ」始めるべき

3. 老後への準備をすぐに始めない

よく「時が味方してくれる」という言い方をするが、これは100%正しい。数学は嘘をつかない。退職後に向けて貯蓄を始めるのは、早ければ早いほどよい。例えば、毎月100ドルを定年退職する65歳まで毎月貯蓄に回すとする。年利が同じ7%だった場合、25歳から始めた人と35歳から始める人が定年までに貯蓄できる金額には、2倍近い差がつく。

また、すぐに貯蓄を始めないことと同様に大きな間違いは、勤務先が企業型確定拠出年金制度を導入しており、掛け金を出してくれるにもかかわらず、それを利用しないことだ。

4. そもそも貯金をしない

水を飲むことや運動することと同じように、節約も習慣だ。それでも米国の労働者の80%が貯金をできず、毎月給料を使いきるような生活をしている。

「もう少ししたら始める」というのは、危険なゲームだ。そして、多くの若者たちがこの間違いを犯している。たとえ少額でも、今すぐ貯金し始めるべきだ。「まず自分自身にお金を払う」ことを習慣にする必要がある。給料日に毎月いくらかを、利率が少しでも高い口座に移す設定などをしておこう。

5. 「資産」の増減を把握していない

自分がお金に関して正しい方向に進んでいるかどうかを把握するためには、常に現状を確認しておく必要がある。そのために最も重要なのは、あなたの純資産がいくらあるのかを知っておくことだ。資産から負債の額を差し引くだけで、簡単に割り出すことができる。

時間の経過とともに純資産が増え続けているなら、健全な状態を保てているということだ。新卒者の大半は、この金額に注意が向かない。だが、働き始めたらすぐに、計算し始めるべきだ。

Dani Pascarella

最終更新:6/21(金) 8:30
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