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ハメネイ師「安倍さんとは話をしよう」は大きな成果

6/21(金) 17:00配信

日経ビジネス

安倍首相が6月12~14日にイランを訪問し、同国の首脳と会談した。「訪問は成果が上げられなかった」との見方がある一方で、日本エネルギー経済研究所の坂梨祥氏は、ハメネイ師が安倍首相に「あなたとは話をしよう」と語った点を高く評価する。その理由はなぜか。今後、どのような展開があり得るのか。

【関連画像】米国による制裁再開を非難するイランの最高指導者、ハメネイ師(写真:Abaca/アフロ)

(聞き手 森 永輔)

―安倍晋三首相が6月12~14日 にイランを訪問し、最高指導者のアヤトラ・アリ・ハメネイ師およびハッサン・ロウハニ大統領と会談しました。同国と米国との緊張を緩和するのが目的でした。米国は、イランと米英独仏ロ中国が締結した核合意から離脱し、イランに「最大限の圧力」をかけ続けています。坂梨さんは、このイラン訪問をどう評価しますか。

坂梨:安倍首相を批判する向きもあります。ハメネイ師が安倍首相に対し「トランプ氏は意見交換するにふさわしい相手ではない」と語り、米国との対話を拒否したのを重視してのことです。ですが、私は成果があったと評価しています。

 第1は、日本とイランとの2国間関係において。日本の首相が41年ぶりにイランを訪問。そしてイランの最高指導者と初めて会談しました。1983年に安倍首相の父である晋太郎氏が、ハメネイ師と会談していますが、同師は当時大統領でした。

 第2は、米国とイランとの緊張を緩和するという役割において。あまり報じられていませんが、ハメネイ師は安倍首相との会談の冒頭で、「あなたとは話しましょう」と語っているのです。これは「安倍首相を仲介とする間接的な対話に応じる」ことを意味していると思います。

 ハメネイ師はかねて「米国とは交渉しない」という意向を明らかにしていました。なので、直接対話を拒否したのは新しいことではありません。また、一国の最高指導者を30年にわたって務めてきた人物の信念を、1回会っただけで変えられるものではありません。それよりも、間接対話を否定しなかったこと、仲介者として安倍首相を認めたことが重要です。「初めの一歩」として価値があると考えます。緊張を緩和するには対話をしないとどうにもならないのですから。

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最終更新:6/21(金) 17:00
日経ビジネス

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