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セとパが戦う交流戦の意味は薄れてきているのではないか【張本勲の喝!!】

6/22(土) 10:00配信 有料

週刊ベースボールONLINE

人気のセ、実力のパと呼ばれた時代もあったが

1962年のオールスター第2戦でMVPに輝いた筆者。かつてパの豪傑たちはセの選手たちに並々ならぬ対抗心を燃やしていた

 交流戦が佳境に突入している。2005年から始まった交流戦は今年でもう15年目だが、もはやマンネリ化しているように思う。

 目新しいことを始めよう、ファンにより楽しんでもらおうと企画を練り、実際にお客さんも入ってくれたわけだから、交流戦という企画自体は成功だった。だが、セ・リーグのチームとパ・リーグのチームが、ただいつもどおりに戦うだけだったらオープン戦もあるわけだし、オールスターゲームもある。せっかく公式戦で戦うのであれば、「絶対に相手のリーグには負けられない」といういつも以上の気迫を見せてほしい。今は、いつもどおりに淡々と試合をしているように見える。これでは面白くない。

 かつては「人気のセ、実力のパ」と言われていた時代もある。セ・リーグの親会社は巨人と読売新聞、中日と中日新聞のように報道機関が多い。パ・リーグの親会社には昔、毎日がオリオンズの親会社だった時期があるくらいだ。

 巨人と読売新聞や日本テレビの関係がそうだが、親会社は自分たちの選手を売り出したいと思う。それは当たり前だ。しかも、巨人は強かった。V9の時代は日本シリーズでパのチームをことごとく退けた。こうなると、読売グループだけではなく、ほかのテレビや新聞も、報道で大きく取り上げるのは巨人、そして巨人と戦うセ・リーグのチームや選手たちばかりになる。

 私も入団からしばらくは自分のことで精いっぱいで、がむしゃらに野球に取り組んでいただけだったが、1年目で新人王を獲り、2年目に打率3割、3年目に首位打者を獲ったことで、少しずつ周囲を見る余裕が生まれてきた。そこで一番感じたのが・・・ 本文:2,357文字 写真:1枚

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最終更新:6/22(土) 10:00
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