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有酸素運動の限界

6/22(土) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 ・お腹は気になるが、時間やお金をかけたくない
・運動はしているが、お腹の悩みを解決できない
・お腹を凹ませて、人生を変えたい
 そんな方のために、好きなものを食べても運動しなくてもやせて、腰痛、猫背などの不調も改善する「合理的な方法」をお伝えしていきます。ビジネスと同じで、まずお腹が出る原因を探り、目標を設定すれば、とるべき手段が明確になり、おのずと結果はついてくる、そんな方法です。

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● 有酸素運動は どのくらいやればいい?

 私はどんな運動でも食事でもやり過ぎず無理なく行うことをすすめていますが、別に性格が優しいから言うのではなく、そのほうが、圧倒的に勝率が高いからなのです。

 有酸素運動もやり過ぎに注意するほうがよいと思います。リバウンドやお腹がたるみやすくなるからですが、まずは有酸素運動のダイエット効果について考えてみます。

 短距離ランナーと長距離ランナーの体型はまったく違っています。同じ走るにもかかわらず体型がまったく違うのは、瞬発的に強い力を出すのと、持久的に力を出し続けるのと、筋肉の使い方が違うからです。脂肪を減らしたいのなら、持久的に筋肉を使う長距離や中距離ランナーのような筋肉の使い方のほうが刺激の仕方として正解といえます。

 ただし、有酸素運動が脂肪を減らす運動として効果的であることと、お腹やせ目的のダイエットとしてうまくいくかどうかは、別の問題であることも知っておいてください。

 どういうことかと言うと、まず、有酸素運動でやせるのには時間がかかるため、成果が出る前にやめてしまう人も少なくないのです。

 たとえば体重70kgの人が毎日30分の早歩き(時速4.7km)をはじめた場合、脂肪1kgは7000キロカロリーに相当しますので、消費するのに約2ヵ月かかります。毎日30分のジョギング(時速6.7km)なら約1ヵ月かかります。時間と労力をかけて減った1kgも、全身まんべんなくやせるので、お腹はたいして凹まず、がっかりしがちです。

 さらに、有酸素運動を行うと食欲が増進します。有酸素運動は全身運動であり食欲が出るので、ついつい食べ過ぎてしまいやすいのです。たとえば缶チューハイ1本で30分の早歩きがチャラです。汗をかいた後のビールを楽しみにスポーツクラブに通う男性が、体調はよくなれど、いつまでたってもやせないのも無理はないのです。

 ジョギングも、趣味で楽しんで行っているなら話は別ですが、忙しい人が日々続けるのはけっこうな負担があると思います。時間のかかる有酸素運動は、転勤や転職、子どもが生まれる、家族の病気、親の介護といった様々なライフサイクルにより続けられなくなりやすいでしょう。そのため、ダイエットのために行うことは、意外にリバウンドリスクが大きいのです。

 最後に「たるみリスク」です。運動でやせると健康的にやせるというイメージがあ
りますが、有酸素運動であってもやり方を一歩間違えればたるみます。20代の女性が結婚式に向けて3ヵ月間毎日走ったら、体重は大幅に減ったのですが、お腹がおばあちゃんのようにしわしわにたるんでしまいました。理由は、短期間に脂肪を落とし過ぎたためです。

 40代以降であればなおさら、若いころとくらべると体はたるみやすくなります。

 有酸素運動はやりすぎないほうがいい理由をわかっていただけたでしょうか。

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最終更新:7/4(木) 11:30
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