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物事が続かない人が性格変えても続かない理由

6/22(土) 5:50配信

東洋経済オンライン

■「成し遂げる」ことについての多くの誤解

本のタイトルからもわかるとおり、『UCLA医学部教授が教える科学的に証明された究極の「なし遂げる力」』(ショーン・ヤング 著、児島 修 訳、東洋経済新報社)の著者ショーン・ヤング氏は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部教授。

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 本書においてはそうしたバックグラウンドに基づき、最新脳科学と心理学によって解き明かされた「脳をだまして結果を出す技術」、すなわち「行動を操る」技法を紹介している。

 最初に指摘しているのは、「成し遂げる」ことについて過去に語られてきた多くの誤解についてだ。これは、本書を読み解いていくうえで重要なポイントとなるだろう。

私たちは長いあいだ、「何かをなし遂げたいのなら、自分を変えろ」と教えられてきた。世間の常識も、この問題を解決できていない。たとえば、起業家として成功したいのなら、スティーブ・ジョブズのような天才的な創造力を発揮しなければならない、と考えられている。

しかし、性格を変えるのは簡単ではない。誰にでも、生涯を通して変わらない核となるパーソナリティーがあるからだ。だが安心してほしい。性格を変えなくても、その仕組みを科学的に理解し、自分に合った方法を見つければ、「なし遂げる力」は高められる。
これが、本書の最大のメッセージだ。(「はじめに」より)
 ヤング氏は過去15年間にわたり、いくつもの分野の優秀な科学者と共同研究を進めてきた。その結果として突き止めたのが、人がさまざまな状況で行動を続けるためのカギを握る7つの要素、すなわち「心に効く7つの力」だ。

 注目すべきは、その「心に効く7つの力」の相乗効果である。もちろん1つだけでも有効ではあるものの、2つ、3つと数を増やしていくほどに効果はより高まっていくというのだ。

 しかもその方法を用いると、人は望ましい行動を3倍も続けやすくなり、暮らしのあらゆる場面に生かせるのだという。本当にそんなことが可能なのかと疑いたくもなるが、それが「なし遂げる力を高めるための科学的に正しい方法」であることを、本書においては原理と合わせながら説明しているのである。

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最終更新:6/22(土) 5:50
東洋経済オンライン

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