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宝塚記念に登場する「最強の1勝馬」。2着7回のエタリオウが今度こそ?

6/22(土) 8:31配信

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 GI戦線にはときどき「最強の1勝馬」と呼ばれる馬が現れる。

 例えば、未勝利戦を勝っただけの身で1990年の弥生賞、NHK杯、日本ダービーで3着となった芦毛のホワイトストーン。この馬は同年秋のセントライト記念を勝って「最強の1勝馬」の座を返上した。

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 '93年にラジオたんぱ賞3着、セントライト記念2着となったロイスアンドロイスも、翌年5月に2勝目を挙げるまでそう呼ばれていた。

 さらに「らしい」活躍を見せたのは、ディープインパクトが無敗の三冠馬となった2005年に、皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞4着、香港ヴァーズ2着となったシックスセンスだ。翌年2月に京都記念を勝ち、2勝目を挙げたのを最後に現役を退いた。

 '06年の朝日杯フューチュリティステークスと翌'07年のNHKマイルカップで2着となったローレルゲレイロも、'08年の皐月賞2着馬タケミカヅチも「最強の1勝馬」と呼ばれ、それぞれ4歳時の東京新聞杯とダービー卿チャレンジトロフィーで2勝目を挙げた。なお、ローレルゲレイロは'09年にスプリントGIを2勝し、JRA賞最優秀短距離馬に選出されている。

安定性はパーフェクトの1頭。

 今年の第60回宝塚記念(6月23日、阪神芝内回り2200m、3歳以上GI)にも、前記の馬たち以上のスケールを感じさせる「最強の1勝馬」がいる。

 昨年の菊花賞で2着、今年の天皇賞・春で4着となったエタリオウ(牡4歳、父ステイゴールド、栗東・友道康夫厩舎)である。

 通算11戦1勝2着7回4着3回。安定性という意味ではパーフェクトだ。

 父ステイゴールドも、GIで2着4回というシルバーメダルコレクターだったが、キャリアの終わり間際の7歳時にドバイシーマクラシック(当時はGII)、さらに香港ヴァーズを勝ってGI初制覇を遂げた。

 力が足りないから2着が多かったわけではなく、ステイゴールドの場合は気が悪く、調教助手時代稽古に騎乗していた池江泰寿調教師が「つねにレースをやめるタイミングを狙っていた」というほどで、力を出し切れなかったから、いや、出し切らなかったからだ。

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最終更新:6/22(土) 13:26
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