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JR東日本の次世代新幹線 ALFA-Xは飛行機に対抗できるか

6/23(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 ALFA-Xは、先頭車両の鼻部分が細長く伸びている。東京駅側の1号車は、約16メートル。新青森駅側の10号車は約22メートルのロングノーズ。鉄道車両の常識を打ち破るデザインと言っていい。この見た目だけでも、多くの乗客は度肝を抜かれるだろう。

 一方、JR東海の東海道新幹線は700系からN700、N700A、そしてN700Sと進化を遂げた。これらは700系のデザインを踏襲している。そのため、細かなデザイン変更はあるものの、外見的な部分で大きな違いを感じにくい。鉄道ファンでなければ、すべて同じ車両に見えてしまうだろう。

 しかも、東海道新幹線の車体カラーリングは白を基調にして、ラインカラーが青という配色パターンを頑なに貫いている。

 JR東日本の新幹線は、デザインもカラーリングもバリエーションが豊富だ。鉄道に詳しくない一般乗客でも、一目でわかるレベルで車両デザインやカラーリングが違う。

 だが、車両バリエーションが増えることは、JR東日本にとって製造費や運用面での効率が悪くなる。それにも関わらず、なぜJR東日本は新幹線のデザイン・カラーリングのバリエーションを統一しないのか?

「JR東日本は、新幹線を東北・上越・山形・秋田・北陸の五方面で運行しています。それぞれの地域によって求められる性能や役割が違うため、車両の形状がそれぞれ異なっています」(同)

 降雪の多い地域、山岳地帯のためトンネルが多い区間といった気象・地理的条件、また需要によっても車両のデザインは変化する。

 さらに、在来線を転用する形で運行している山形新幹線や秋田新幹線は、ミニ新幹線とも呼ばれるように通常の新幹線よりも車体規格がコンパクトになっている。

 そうした事情から、JR東日本の新幹線が豊富なバリエーションになったことは理解できる。しかし、車体のカラーリングは気象・地理的な条件や需要とは無関係だ。

「JR東日本は、それぞれの地域を具現化するカラーリングを採用しています。そのため、車体カラーのバリーションは多くなっておりますが、その点で非経済的とか車両運用面が非効率になっていることはありません」(同)

 車両デザインで度肝を抜いたALFA-Xは、試験走行を2022年まで実施する予定にしている。営業運転開始の目標年は、現段階で明確に示されていない。

 2030年度末には、北海道新幹線が札幌駅までの延伸開業を予定している。

 現在、東京―札幌間の移動は、圧倒的に飛行機が優位に立っている。この構図を覆すことは簡単ではないだろうが、反転攻勢の端緒をALFA-Xは切り拓けるか?

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最終更新:6/23(日) 7:00
NEWS ポストセブン

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