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サラリーマンよりキツい!? 勤務医の「自腹を切る出費」の実態

6/23(日) 8:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

収益不動産を数多く所有し、マンション経営を行う岸洋嗣氏の著書『医師のための新築ワンルームマンション投資の教科書』より一部を抜粋し、医師の「仕事の出費」について解説します。

多くの勤務医が「仕事の出費」を収入から工面している

医師は仕事に伴う出費が多い職種です。勤務医の場合は一般のサラリーマンと同様に、ある程度は勤務先である病院が賄ってくれますが、多くある支出のすべてをカバーしてもらえるケースは少なく、大半の医師は仕事に伴う出費を自分の収入から工面しています。勤務医を含むサラリーマンにはそういった支出をカバーするため、「給与所得控除」が設けられていますが、自腹を切る出費が多い医師は一般のサラリーマンに比べて不利になることが少なくありません。

●書籍費

一般の書籍に比べて医学書は大変高価です。1冊数万円というものも珍しくありませんし、中には数十万円するものも見られます。勉強熱心な勤務医ほど医学書を多数購入するためコストがかさみます。急速な医学の進歩についていくためには欠かせないコストなので、学会誌なども含め年間数十万円単位で書籍を購入する医師は珍しくありません。

●学会費

医学は日々進歩しているため「医師は一生勉強」ともいわれます。勉強の場となる学会は最新の知識を得られるメリットが大きいですが、会費などのコスト負担も生じます。複数の学会に加盟している場合には、各学会の会費が加算されるのでトータルでは大きな額になります。

●学会参加費用

学会への参加費用も勤務医にとっては重い負担です。知識欲の旺盛な医師は国内の学会はもちろん海外の研究発表会にも頻繁に参加されます。海外の学会に足を運べば、1回あたり数十万円の費用がかかるでしょう。たとえ国内の学会でも、回数が多ければ旅費や宿泊費などがかさみます。

また、一部の病院では勤務する医師が国内の学会に参加する際、一定の回数までは旅費などを補助していますが、年間1、2回までというケースが多く、それ以上の参加については自費になります。以前は製薬会社が交通費を負担してくれることもありましたが、最近ではそういった付き合いが禁止されるようになったため、負担が増しているという実態もあります。

●医師会会費

医師は通常、医師会に加入しています。市区町村など地域の医師会、都道府県の医師会、日本医師会と二つもしくは三つの医師会に入り、それぞれの会費を支払っているので、多い人では年間15万円以上の会費を支払うこともあります。勤務医の場合には勤務先の病院が支払ってくれるケースがあるようですが、中には個人で負担しなければならないケースも見られます。

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最終更新:6/23(日) 8:00
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