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失業保険をもらいたい人が陥る、離職理由「自己都合」の落とし穴

6/23(日) 9:00配信

現代ビジネス

一度も利用したことがなかったので…

 筆者は、昨年12月に60歳で通信社を定年退職した。

 企業は本人が希望する限り、65歳まで雇用を継続する義務がある。しかし、以前から会社という枠にとらわれずに、様々な分野の情報を自由に伝えたいと考えていた筆者は、退職という道を選んだ。

役所があえて教えない、申請すれば「もらえるお金・戻ってくるお金」一覧

 つまり、フリージャーナリストとして原稿料収入で生活の糧を得る道を選択したわけだが、本格的に仕事を始めようと考えていた2019年の年明け、ふと浮かんだのが「失業保険って、もらえるんだろうか」という疑問だった。

 考えてみれば、40年近くも雇用保険料を払い続けて、結局一度も利用したことがない。おそらく大半のサラリーマンがそうだろう。

 筆者が退職まで勤めていた会社は東京都港区六本木にあった。そのため筆者は、失業保険の申請には、勤務していた会社近くにある公共職業安定所(=ハローワーク)に行く必要があると思い込んでおり、面倒だと感じていた。

 しかし調べてみると、失業保険の申請手続きは居住地にあるハローワークでできるとわかって、拍子抜けした。そこで松の内が明けると、自宅のある埼玉県さいたま市のハローワークに出向いた。

ハローワークで絶対に必要なもの

 「何とも陰気な雰囲気だな……」

 筆者がハローワークに初めて足を踏み入れた時の第一印象だ。

 1階の待合スペースに集まった人たちの表情が、心なしか暗く見える。それはハローワークがかなり古い建物で、照明が暗かったことも多分に影響していたと思うが。

 受付で失業保険の申請に来た旨を話すと、まず案内されたのが「ハローワークカード」の作成だ。ハローワークが実施している職業相談や仕事検索などのサービスを受けるための「会員番号」のようなものが記されている。

 失業保険の申請には、絶対に持参しなければならないものがある。それは、「離職証明書(離職票)」だ。

 離職票は退職した会社から発行されるもので、間違いなくその会社に勤めていたという証明書でもある。会社に所属していた期間、退職前の給与水準などとともに、離職の理由が書かれている。

 この「離職の理由」が、失業保険の受給には非常に重要な意味を持つのだが、その説明は後ほど。

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最終更新:6/23(日) 10:16
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