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中村倫也が語る、躍進続く秘けつ「何も考えてない。やりたいことをやっているだけ」

6/23(日) 9:00配信

ウォーカープラス

映画『アラジン』が大旋風を巻き起こしている。6月6日の公開後3日間では動員96万人、興収14億円近くを記録し、『美女と野獣』を超える大ヒットスタートを切った。さらに公開13日目までに興行収入40億円を突破し、『アナと雪の女王』を超える反響で好調に推移している。本作は世代を超えて愛され続けてきたディズニーの名作『アラジン』を実写化したもので、プレミアム吹替版にはブレイク俳優の中村倫也(アラジン役)、木下晴香(ジャスミン役)らが抜てきされている。今回、ともに初の吹き替え役挑戦となった中村と木下。インタビューではふたりが“初めて”の仕事を経験する中で感じた苦労話、また俳優、声優、歌手…とボーダレス化が進む表現者の在り方について話を聞いた。

【写真】ウィル・スミスが青くなっただけでは…と話題のジーニー

■ 「声ひとつで引き込まれる。中村倫也さんはすごい」(木下晴香)

――中村さんは映画やドラマなど多彩な作品で活躍されて、木下さんはミュージカルで存在感を発揮されています。今回共演されてみて、お互いの“ここがすごい!”と思ったことや、印象についてお聞かせください。

【中村倫也】お会いする前に木下さんの声を先に聞いていたんですが、その声の第一印象が、20歳という年齢のわりにしっかりされているというか、王女然とした芯の強さみたいなのを感じて。だから僕は「これはすごい。一体どういう子なんだろう」と思ったんです。でも、実際会ってみたら、いい意味で普通な佐賀の普通の子でした(笑)。素朴で、真っすぐで、会うとほっとする20歳の女の子です。

【木下晴香】私は中村さんのことを以前からテレビや映画で拝見していたので、今回のお仕事でご一緒するのがすごく楽しみでした。実際にお仕事をしてみると、中村さんが演じるアラジンの声にはいろんな感情が凝縮されていて、気づいたらその世界に引き込まれてしまうんです。「自分の声ひとつでここまでその人物の喜怒哀楽を表現できるなんて!」と、改めてすごい才能を持った俳優さんだなと思いました。

【中村倫也】そんなに褒めちゃって! 何かあったの?

【木下晴香】別に何もないです(笑)。中村さんの印象を素直に伝えただけですから!

■ 英語を聞いて日本語で返していくアフレコに四苦八苦!

――アフレコは別々に行ったんでしょうか?

【中村倫也】そうです。全体のセリフの配分から言うと7割くらいジャスミンが先にアフレコを行うかたちでした。

【木下晴香】私が基本先で、プレミアム吹替版ではなく英語(米国版)のアラジンの声を聞きながら日本語のセリフで返すという作業だったので、とても難しく感じました。でも、最後のほうは中村さんの声が入った状態で録っていたので、だいぶやりやすかったです。

【中村倫也】僕はランプの魔人・ジーニー役の山寺宏一さんとのコミカルな掛け合いがセリフの6割くらいを占めていたので、それをひとりで行うというのが、かなりやりづらかったです。だから、リズム感とかふたりの温度感とかは想像でやるしかなかった。途中から山寺さんの声を聞きながら録らせてもらえたんですが、もう自分の中のノリが全然違う。相手の声があるだけでこんなにも楽になるものなんだと。次、声の仕事をする機会があったら絶対に自分は最後に録らせてくれと最初に言います(笑)。

――ディズニー映画といえば、ミュージカルパートも見どころです。歌うシーンはいかがでしたか?

【中村倫也】歌唱もバラバラで録りました。

【木下晴香】歌うシーンも私のほうが先に録っていたんですが、デュエットしているアラジンとジャスミンの映像を見ながらその表情に合うように声を出すのが大変で。歌うシーンに関してはそこを1番頑張りました。

【中村倫也】僕は『ホール・ニュー・ワールド』のデュエットシーンでは、アラジンはジャスミンの添え木のような“彼女を支える”存在にとどめおくよう心がけていました。もちろん一緒に歌うおかげでふたりはさらにロマンチックなムードに包まれるんだけども、僕が考えるそのときのアラジンの心境はデートを楽しんでいるジャスミンを見て、空飛ぶ魔法のじゅうたんから彼女が落ちないように支えてあげているイメージなんです。

■ 「やりたいことをやっているだけで、何も考えてないです(笑)」(中村倫也)

――エンタメ界ではミュージカルブームが続いていますね。その中で俳優が声優をやったり歌ったり、声優さんが舞台に出演したりと、役者・声優・歌手がボーダレス化しています。おふたりも今回、声優に挑戦されているわけですが、“新しいことへの挑戦”にはどう向き合っていますか?

【中村倫也】僕自身はその時代の流行とかに関係なく、表現者としてはもともとボーダレスなタイプだったというか。「表現の幅を広げるために歌もやらなきゃいけない!」みたいなつもりでやったことは1度もないし、単純に今も自分がやりたいことをやっているだけなので。もっと言ってしまえば何も考えていないです(笑)。もちろんやりたいことが全部できているわけじゃないけど、どの作品であってもそこに注ぐ熱量は変わらないです。それは今回の『アラジン』然り、深夜ドラマ然り、すべて同じです。昔から境界線を引かずにいろいろなことに取り組んできていますよ。

【木下晴香】『アラジン』では今までに経験したことのない、新しい取り組みがたくさんあって、ひとつのことにとらわれない仕事の在り方も素敵だなと思いました。私も肩書に縛られず、いろんな世界を表現できるようになっていきたいなと。とくに『アラジン』を通して声のお仕事にもっと興味が沸きましたし、機会があればどんどん挑戦したいです。

■ “人を輝かせる”俳優になりたい

――『アラジン』では「あなたは今、輝いていますか?」という印象的なキャッチコピーがありました。おふたりはどんな風に輝いて、もしくは輝きたいと思っているのでしょうか。

【木下晴香】「これこそ木下さんだよね!」と言ってもらえるような役と出会うことです。作品の力に頼るのではなく、個人の魅力を発揮してそこで勝負できる女優になって輝きたいと思っています。

【中村倫也】僕は30歳を過ぎたあたりから芝居中は常に“いかに人を輝かせるか”に力を注いでいます。まずは相手を引き立たせることに重きを置いて、その上で自分がどう出るべきかを考える。人を輝かせることで、結果自分の存在も引き立つというか。もう“自分が自分が!”みたいな年齢でもないですからね。

【木下晴香】かっこいい~!

【中村倫也】うん、最後ちょっとかっこつけちゃった(笑)。(東京ウォーカー(全国版)・近藤加奈子)

最終更新:6/23(日) 9:00
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