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孤独死した40代女性「社会的孤立」が招いた悲劇

6/23(日) 5:30配信

東洋経済オンライン

 「若年者の孤独死について感じるのは、生前、彼らが社会において孤立していたということです。慢性的な孤立状態が寿命を縮めてしまうというのは、毎回特殊清掃現場に携わっていてひしひしと感じることです」

 特殊清掃業者である武蔵シンクタンクの塩田卓也氏は、若年者の孤独死について、こう警鐘を鳴らす。

■200匹ものハエの大群が突進

 年間孤独死3万人、孤立状態1000万人。これがわが国の置かれている状況だ。

拙著『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』を執筆するにあたり、とくに、団塊ジュニア、ゆとり世代は、社会的孤立に陥りやすく、孤独死しても長期間、遺体が見つからないという痛ましいケースを取材で多々目の当たりにしてきた。孤独死はもはや高齢者に限った問題ではない。

 その日本社会の暗部と日々向き合っているのが、塩田氏のような特殊清掃人だ。彼らが手がける案件のほとんどが、孤独死だからである。

 現役世代の孤独死の特徴として、生前彼らは、必ずしも長期間家に引きこもっていたというわけではない。現役で働いていたり、少なくとも、数年前までは勤めていた形跡があったり、かつては社会とかかわりを持っていた形跡を感じることが多い。

 そして、ふとした何らかのきっかけで、つまずき、孤独死してしまうのだ。

 昨年2月、塩田氏は、横浜市に住む2DKの分譲マンションの一室に足を踏み入れようとしていた。200匹はくだらない数のハエが、塩田氏の顔面に容赦なく、突進してくる。

 隣のマンションに住む住民の子どもが、毎日同じ部屋の電気がついていることを不審に思い、親に相談。管理会社の通報があり、女性の孤独死が発覚した。

 この部屋で亡くなったのは、40代の女性で、死後1カ月が経過していた。女性は、自営業のノマドワーカーで、在宅でネット販売の仕事をしていた。居間には、仕事用のネット販売の顧客リストや郵送用の販促物などが山のように積んであった。

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最終更新:6/23(日) 7:39
東洋経済オンライン

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