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清純派アイドル・岡田奈々を襲った「監禁事件」とマスコミからの「セカンドレイプ」

6/23(日) 5:58配信

デイリー新潮

 異性の心を夢中にさせるのが重要な任務である以上、時代が令和に移っても、自宅前で暴行を受けたりと、アイドルの受難は珍しくない。だが、そんな中でも岡田奈々の密室監禁事件は、数々の謎もあって衝撃度は断トツだった。

【写真】15歳でスカウト あどけない表情の「岡田奈々」

 1977年(昭和52年)7月15日の早朝、

「奈々からうちに電話がかかってきて、泣きながら“早く! 早く!”と言うんです。彼女の三田のマンションに行くと、警察が来ていて、両手から血を流した奈々が佇んでいて、すぐに救急搬送されました。“殺されると思って、とっさに犯人の包丁を握った”と言うんです。手が切れて血がブワッと出たんでしょう」

 そう回想するのは、岡田が所属していた事務所の元社長。当時18歳で、清純派アイドルだった岡田の部屋に暴漢が侵入したのだから、衝撃的だったが、

「結局、犯人は捕まっていなくて、未だに正体は謎のままですし、どうやって部屋に入ったのかも謎のままなんですよ。警察はマンションの上からベランダ伝いに部屋に入ったと言っていましたが、彼女の部屋は8階だったんです。どうやってそんな危険なマネができたのか」

 で、侵入してから解放されるまで5時間。いったいなにがあったのか。

「暴行は一切されていません。彼女が包丁を握ったので、犯人もひるんでパニックに陥ったのでしょう。犯人は奈々のケガの手当てもして行ったようです。警察は、奈々のファンじゃないかと言っていました。15歳だった奈々を私が岐阜のレコード店で見初めてスカウトしたんですが、非常にしっかりした子ですよ。それでも、事件のショックから完全に立ち直るまで、かなりの期間を要しました」

セカンドレイプ

 要は完全な被害者のはずが、その後、岡田の人気は下降線をたどった。

「数日後の会見が裏目に出ました。縛られて5時間監禁され“脱がすぞ”と脅されたことや、岡田が“お金ならあげるわよ”と言ったことなどが明かされました。また岡田は、犯人から手当てを受けたことや“体を触られていない”ことも明かしました」

 そう振り返るのは、芸能レポーターの石川敏男氏だが、結果、監禁事件よりひどい“セカンドレイプ”に遭ったというのだ。

「彼女は正直に話しただけなのに、“本当になにもなかったの?”“なにか隠しているんじゃないの?”と、世間は面白がって思い巡らせた。マスコミもいまのようにコンプライアンスという考えがなく、無責任に報じましたからね。加えて岡田が“清純派”だっただけに、噂や想像が一人歩きしたんです」(同)

 前出の元社長は、

「一部メディアは、事件は自作自演だったのではないかと報じたとのことですが、ありえません」

 と憤るが、こうして他人の不幸に蜜の味を感じたのも、昭和ならではか。

「週刊新潮」2019年6月20日号 掲載

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最終更新:6/28(金) 15:29
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