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巨人・山下航汰 早くも二軍の中心打者/育成ルーキーたちの挑戦

6/25(火) 10:31配信

週刊ベースボールONLINE

育成契約の選手たちが一軍の公式戦に出場できないことは周知のとおり。同じ新人とはいえ、支配下のルーキーとは異なり、3ケタ番号の彼らには支配下昇格というもう1つの関門が待っている。ここでは“育成”ながら“支配下”の新人よりもいち早く頭角を現し、アピールを続ける選手を紹介する。
※成績は6月13日現在。年齢は2019年の満年齢

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 高卒1年目ながら、いまや二軍の中心選手として活躍している。健大高崎高では高校通算75本塁打を放った山下航汰は、一軍経験者もいる中でクリーンアップに座り、早くもイースタン・リーグ47試合に出場、リーグ3位の打率.313と安定感のある打撃を見せる。

「三軍から二軍に上がって最初のほうは、環境とかがすべて違ったので、適応というか、そこに苦しんでいたんですけど、チーム(の輪)にも入っていけるようになりましたし、プロの世界に徐々に慣れてきたかなと思います」

 ブレークの秘密は「バットの芯で捉えること」だ。当たり前のようだが、金属バットを使う高校野球では、多少芯を外しても、筋力があれば打球は飛ぶ。だが、プロで使用するのは木製バット。わずか数センチの芯でとらえられなければ鋭い打球は望めない。高校時代からその先のキャリアを見据え、木製バットで練習を積んできたという山下航は、プロでも高い意識を持って取り組んでいる。

「自分のスイングをすれば、芯に当たると思っているので、試合前のフリーバッティングからも、自分のスイングをするということを心がけていますね。当てにいったり、ただ芯に当てようというわけではなくて、しっかりと自分のスイングをした中で合わせる感じです」

 取り組みが実を結び、6月12日には「スカパー!ファーム月間MVP賞」の5月度打者部門に選出された。5月は19試合中17試合で安打を記録し、そのうち11試合はマルチ安打。31安打、打率.378はともにリーグトップだった。

 積極打法だが、171打席で三振がわずか20という対応力の高さも魅力の一つだ。“機動破壊”の健大高崎高出身なだけに、俊足ではないものの、走塁の基本スキルも身につけており、4本の三塁打はチーム最多。球団は今後も二軍での打席を数多く与え、大きく育てていく方針だ。

 6月12日のイースタン・ヤクルト戦(ジャイアンツ球場)で頭部に死球を受けて周囲をヒヤリとさせたが、大事には至らず。若き大砲候補は1年目からの支配下昇格を目指し、ヒットを重ねていく。

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最終更新:6/29(土) 19:27
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