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米、日中はタンカー自分で守れ

6/25(火) 13:45配信

Japan In-depth

【まとめ】
・米ーイランの対立激化。
・トランプ大統領はホルムズ海峡警備放棄に言及。
・トランプ氏の狙いはイランとの新たな核合意。

【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=46426でお読みください。】

先週は遂に恐れていたことが起きた、というか、起き始めた週となるだろう。

イラン革命防衛隊による米海軍無人偵察機の撃墜、これに対するトランプ政権の報復行動検討に関する米国内の協議、トランプ氏による軍事攻撃開始直前の攻撃中止決定、米サイバー軍による革命防衛隊施設に対するサイバー攻撃など・・・。

どれ一つとっても、恐ろしい事件ばかり。何しろ、イランによる対米軍攻撃と米国による対イラン軍事攻撃が実際に起き始めているのだから。だが、これだけ立て続けに起こると、かえって感覚が麻痺してくるから不思議だ。そして6月24日、最も恐れていたトランプ氏の極め付けのツイートが遂に炸裂した。ツイート全文をここに再録しよう。



Donald J. Trump@realDonaldTrump

(ホルムズ)海峡から中国は(全輸入量の?)91%、日本は62%もの原油を、他の諸国も同様だが、得ている。されば、何故我々は長年にわたり、代償もなしに、他国のために輸送路を守っているのか。これら全ての諸国は常に危険な航海を行う自国の船舶を自ら守るべきである。

米国が世界最大のエネルギー生産者となった以上、我々はそこ(湾岸水域)にいる必要すらない。米国がイランに求めるものは単純だ。核兵器を持たないことと、今後テロ行為のスポンサーにはならないことである。

China gets 91% of its Oil from the Straight, Japan 62%, & many other countries likewise. So why are we protecting the shipping lanes for other countries (many years) for zero compensation. All of these countries should be protecting their own ships on what has always been....
....a dangerous journey. We don’t even need to be there in that the U.S. has just become (by far) the largest producer of Energy anywhere in the world! The U.S. request for Iran is very simple - No Nuclear Weapons and No Further Sponsoring of Terror!


トランプ氏の単語綴りミスも相変わらずのようで、海峡(strait)と書くべきところをストレート(straight)と書いている。まあまあ、いいじゃないの!こんなことは日常茶飯事!余り頻繁に起きるので、逆に感覚が麻痺しているのかもしれない。しかし、このツイートばかりは、極めて危険な内容であり、到底看過できないものだ。

何故か?考えるまでもないだろう。このトランプ氏の発言は、米国が東アジアの同盟国のシーレーンを守る気がないこと、中国が東アジアから湾岸地域までのシーレーン防衛を自前で行う口実を事実上与えることを意味しかねないからだ。申し訳ないが、トランプ氏は安全保障について完全な「音痴」である。

もう一つ、今週筆者が注目するのはイスタンブール市長選の結果だ。23日実施の市長選挙では、エルドアン大統領率いるイスラム系与党、公正発展党のユルドゥルム候補(元首相)が敗北を認めたという。これはエルドアン政権の「終わりの始まり」を意味するのか。これについては来週にでも詳しく書くことにしよう。

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最終更新:6/25(火) 13:45
Japan In-depth

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