ここから本文です

菅義偉という政治家:ポスト安倍の有力候補に

6/25(火) 16:10配信

nippon.com

橋本 五郎

新元号「令和」の発表、5月の訪米でトランプ政権の“厚遇”を受けたことなどから、菅義偉官房長官が「ポスト安倍」の有力候補に浮上したとの見方が広がっている。政治家・菅義偉とはどのような人物なのか。

安倍長期政権を支える最大の貢献者

「ポスト安倍」の首相候補として、菅義偉官房長官の名前が挙がるようになってきた。その背景の一つとして、現状の自民党内に有力な後継者がいないという状況がある。

2012年、18年の自民党総裁選で安倍氏と争った石破茂元幹事長だが、彼を支持する国会議員の数が以前より増えているとは思えない。政府、党の役職についていないことから、メディアで取り上げられる彼の発言は、首相に批判的な内容に限られてしまう。それでは党内で、いいイメージには結びつかない。12年総裁選の予備選挙では最も多い得票を得たが、この6年半の間に国会議員の支持者を増やせなかった。これが一番の問題だ。

岸田文雄政調会長は、「熟柿路線」というか、安倍首相からの”禅譲”を期待している。しかし、これまでの自民党の歴史を振り返ってみても、権力とは奪い取るもので、落ちてくるのを待つというものではない。

「安倍一強」と言われる状況で、有力者の影が薄くなっている。そうすると「他に誰かいないのか」と新たな候補を探す動きが出てくる。国民に人気の高い小泉進次郎衆院議員は、さすがにまだ早い。そこで菅氏の名前が挙がるのは、当然と言えば当然だ。安倍政権がなぜ6年間もの長きにわたり続いてきたか。その最大の貢献者が、毀誉褒貶はあるにしても、官房長官の菅氏であることは間違いない。

また、「令和」の新元号発表があって、これまで一般の人にはあまり知られていなかった菅義偉という政治家の知名度が一気に上がった。この映像は、今後もテレビなどで繰り返し使われるだろう。このことも多くの自民党員にとり、菅氏が”ポスト安倍”の候補と感じる大きな要因になるのではと感じる。

1/3ページ

最終更新:6/25(火) 16:10
nippon.com

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ