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佐藤琢磨、「インディの奇跡」をもう一度― 日本人初の年間王者へ、必要なあと2勝

6/25(火) 16:33配信

THE ANSWER

残り7戦で6位、正念場を迎えた年間王者争いの行方は

 自動車レースのインディカー・シリーズは23日、米ウィスコンシン州エルクハートレイクのロード・アメリカで第10戦の決勝が行われ、後半戦がスタートした。6番手から出た佐藤琢磨(ダラーラ・ホンダ)は10位に終わり、今季2勝目はならなかった。総合優勝争いでは前半戦終了時の5位から6位に後退。7戦を残す時点で、日本人初の年間王者を目指す戦いは正念場を迎えている。

 今季3勝を挙げているトップのジョセフ・ニューガーデン(米国、ダラーラ・シボレー)との差は110。2位には、第10戦で2勝目を挙げたアレクサンダー・ロッシ(米国、ダラーラ・ホンダ)がつけ、3位にインディ500を制したサイモン・パジェノウ(フランス、ダラーラ・シボレー)、4位に昨季の王者スコット・ディクソン(ニュージーランド、ダラーラ・ホンダ)、5位にウィル・パワー(オーストラリア、ダラーラ・シボレー)となった。

 5月末のインディ500では予選で14位と振るわなかったが、決勝で驚異的な粘りを見せて3位に入った。決勝は、マシントラブルで一時31位まで後退してから驚異的な粘りを見せて挽回。「3位に入ってしっかりとダブルポイントを取れた。シーズンを考えれば今日のポイントは非常に大事になる。こういうレースを続けるというのはシーズンを戦う上では大事」と振り返ったように、逆境での強さを証明し、チームの士気を高める結果になった。第6戦のインディ500から2週連続で3位に入るなど中盤にかけて状態を上げてきた。逆転優勝を狙うには厳しい状況だが、望みは繋がっている。

 今季は第3戦で1勝目を挙げるなどシーズン序盤をうまく滑り出した。昨オフにエンジニアチームを強化したことも奏功し、マシンへの理解度は昨季に比べて大きく向上している。そのことを証明するように、6月上旬の第9戦では今季2度目のポールポジション(PP)を獲得。インディ500ではスピード不足という課題を抱えていたが、約1か月で戦闘能力は格段に向上していることを証明した。チームエンジニアのエディ・ジョーンズ氏が「彼はどんなドライバーよりも長い時間をエンジニアチームと過ごしている。データを熱心に勉強するし、彼のフィードバックは綿密でとても参考になる」と語るように、ドライバーとエンジニアチームの信頼は厚い。シーズン中に調整を重ねながらマシンをトップレベルに引き上げてきたことは、終盤戦に弾みをつける意味で大きい。

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最終更新:6/25(火) 16:49
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