ここから本文です

「やることが多すぎる上司」が結局ダメなワケ

6/25(火) 5:50配信

東洋経済オンライン

部下の話を聞かなければならないのは、わかっている。でも、本音を言うと、自分のことで手いっぱいで、かまう余裕なんてない。こんな基本的なこともできないなんて、リーダーとして失格なのか……。
プレイング・マネジャーが当たり前の今、こんな悩みを抱えている中間管理職は決して少なくないはず。いったいどうすれば、このジレンマから抜け出せるのか? 
『できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ』の著者であり、リクルート時代に独自かつ効果的な「任せ方」を体得し、マネジャー部門で年間全国トップ表彰を4回受賞した伊庭正康氏は、「このジレンマから抜け出す方法は1つしかない」という。

■やることが多すぎる問題

 部下の話を聞く時間が持てないのは、能力の問題ではありません。そもそも、リーダーのやることが増えているからです。実際、「上場企業の課長に関する実態調査(2017年11月実施/産業能率大学調べ)」でも、約6割のリーダーが、3年前と比べて業務量が増えていると回答しています。

 プレイヤーをしながらマネジメントをしているなら、なおさらです。自分の業務が忙しいために、マネジメントがおろそかになっていると考えているリーダーも、同じく約6割にものぼるというのです。あなただけではないのです。

 私も研修の講師という職業柄、そのことを実感しています。研修の休憩時間に入った瞬間に、PCを開きメール対応に追われる方も多いですし、研修中も、メールが気になってスマホに手が伸びてしまう方もいらっしゃいます。ご本人も、こうおっしゃいます。「なぜ、そうなっているのかわからないけど、いつも何かに急かされている」と。本当にそうなのだろうと思います。

 会社のリスクマネジメントは強化され、ダイバーシティー体制への移行は不可避になっています。当然、提出物も増えていますし、報告の頻度も増えているはずです。つまり、頑張るだけでは乗り越えられなくなってきているのが、現状なのです。

1/4ページ

最終更新:6/25(火) 5:50
東洋経済オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事