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巨人、菅野智之の不調は深刻、出口の見えないトンネルに…【柴田勲のセブンアイズ】

6/25(火) 6:02配信

デイリー新潮

 巨人が交流戦でソフトバンクとの最終決戦に敗れて、5年ぶりの優勝を逃した。それでもリーグ首位で終わり、交流戦前に首位・広島に4・5ゲーム差を付けられていたが、逆に1・5ゲーム差を付けて首位に立った。広島の不調が手伝ってだが、交流戦は順調だったし接戦を結構モノにしていた。

 29日からのリーグ戦が再開(秋田・ヤクルト)するが、やはり心配なのは菅野智之と坂本勇人の不調だ。

 頂上決戦での菅野、ご存じの通り、先頭打者の福田秀平に1発を浴びてリズムを崩して、この回被安打3、2個の四球も絡んで4点を失った。二回には先頭打者、投手の和田毅に四球を与えて、原辰徳監督は交代をコールした。1回3分の0での降板はプロ初だ。

 打たれ方が悪い。四球、それも投手への四球。これ以上は任せられない。当然だった。

 正直な感想を話すと、マウンド上の立ち姿から覇気というのか、打者に向かう迫力が伝わってこない。ボールに勢いがないし、体の切れがないからボールにも切れがない。

 菅野、制球力はいい。打者は初球の甘い球から狙ってくる。そこで四隅を突いて自分に有利なカウントに持っていこうとするのだが、いまは以前のようにキッチリとできていない。カウントを悪くして、力のない甘い球を打たれる。この傾向が強い。〈注1〉

 16日の日本ハム戦(札幌)でも一回に先頭から4連打を含む5安打で3失点した。この時は二回以降、配球の組み立てを変えてしのいだが、これはあくまでも“対症療法”で、根本的な解決策ではなかった。

 腰の違和感を引きずっての体調面が原因なのか。ただ1つ言えるのは菅野の本格復調があってこそ、巨人の優勝もある。彼の代役となる投手はいない。

 そして坂本だ。 21日のソフトバンクとの緒戦では5三振を喫するなど打率は一時3割を切った。坂本の不調の原因はハッキリしている。“疲れ”だ。

 開幕から主将としての責任感からチームをずっと引っ張ってきた。梅雨時を迎えて身体面での疲れがだいぶ出ている。

 ボール球に手を出し、好球をファウルする。おそらく疲れからくるタイミングのずれだ。春先、調子のいい時は自分のスイングができた。体、腰の切れもあった。

 いまは二塁の頭の方へ打つつもりでも、どうしても引っ張りにかかる。腰の切れがないからバットが下から出る。ファウルになる。おかしい。またボール球に手を出す、この繰り返しだ。腰が重いのかもしれない。

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最終更新:6/25(火) 6:02
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