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寝つきがよすぎても不眠? 朝食で睡眠の質が決まる? 年間3000人を熟睡させる専門家の「快眠メソッド」

6/25(火) 6:00配信

週プレNEWS

──朝食以外に食事面で気をつけるべきことはありますか?

山口 就寝直前の夕食は、消化するために覚醒ホルモンが分泌されるので、睡眠が浅くなります。また、お酒は睡眠学的には絶対NG。寝つきがよくなるから睡眠にいいと思っている方もいますが、睡眠の質が落ちます。

入眠して最初の90分から3時間が一番深く眠れますが、お酒を飲んでいるとアルコール分解のために覚醒ホルモンが分泌されるので睡眠が浅くなる。また、飲酒量が増えるほど血圧は高くなりますが、高血圧は眠りを妨げる夜間頻尿の原因になります。

──まさに負のスパイラルですね......。睡眠不足は万病の源だということがお話を聞いてよくわかりました。

山口 また、生活習慣病ではありませんが、睡眠不足が原因で副腎疲労症候群になっている方も多いんです。副腎はコルチゾールという覚醒ホルモン、抗ストレスホルモンを分泌していますが、本来、分泌は朝起きたときに多く、夜になるにつれて少なくなる。

しかし、睡眠不足で副腎が不調に陥るとそのサイクルが真逆になってしまいます。その結果、目覚めが悪くなり、日中は集中力を保てず、夜は熟睡できなくなるのです。

──間もなく高温多湿の季節。寝苦しいなか、熟睡するにはどうすればいいでしょうか?

山口 この時期はやはり、エアコンをしっかり活用すべきです。深い睡眠に入るときに、適正な温度、湿度を保つことが重要です。壁や天井、家具に熱がこもっているので、室温はすぐに下がりません。

だからこそ、就寝する数時間前からエアコンをつけておくのがポイント。また、部屋をむらなく冷やすためにエアコンの吹き出し口を水平にし、就寝中はつけっぱなしにしたほうがいいですよ。

●山口真由子(やまぐち・まゆこ)1984年生まれ、福岡県出身。立教大学卒業。大手金融機関に就職する一方、複数の副業をかけ持ちするなど、睡眠時間を削る日々を過ごす。結果、体調を崩したことをきっかけに、睡眠学を学び始める。2017年に一般社団法人睡眠栄養指導士協会を設立、代表理事に就任。現在、睡眠専門家を育成するとともに、睡眠改善のノウハウ、睡眠パフォーマンスを向上させる秘訣を広めるべく、セミナー、コンサルティングなどを中心に活躍している。本書が初の単行本となる

■『3時間の睡眠で8時間分のリフレッシュができるハイパフォーマンス睡眠』(マネジメント社 1400円+税)国民の平均睡眠時間が世界的にも短いとされる、不眠大国ニッポン。程度の差こそあれ、多くの人が睡眠障害に悩まされているが、実際のところ、どのような原因で寝不足に陥り、どうすれば改善できるのか把握している人は少ない。本書では、睡眠栄養指導士協会の代表理事を務める著者が、睡眠の質を向上させるための秘訣を伝授。セミナーで年間3000人に伝えている「快眠メソッド」を実践すれば、睡眠の質=パフォーマンスが向上される!


取材・文/羽柴重文

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最終更新:6/25(火) 6:00
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