ここから本文です

NBA入りをつかみ取った八村塁選手の「ピグマリオン効果」

6/26(水) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々を心理的に分析する。今回は、NBA入りが決まった八村塁選手について。

 * * *
「皆さん、やりました!」と、ハスキーな声で喜びを語ったのは、21日、NBA(米プロバスケットボール協会)のドラフト会議で日本人初の1巡目指名を受けた八村塁選手だ。はにかむような笑顔でインタビューを受けていた彼のジャケットの襟には、日の丸のピンバッジ。名前を呼ばれた瞬間、満面の笑顔で天を指差した八村選手は、その仕草も立ち居振る舞いも堂々としていて実にカッコいい。

 ベナン人を父に、日本人を母に持つ八村選手は、バスケで有名なアメリカのゴンザガ大学で活躍している選手である。その八村選手を1巡目で指名したのはワシントン・ウィーザーズで、ドラフト会議全体でも9位での指名だ。日本バスケ界にとっては歴史的なこの出来事にメディアは大騒ぎだ。

 NBAを見たことがない私としては、これがどれだけすごいことなのかよくわからないのが残念だ。スポーツ全体でいえばバスケの競技人口が一番多いというのだが、日本では野球、サッカー、相撲と比べるとプロスポーツとしてまだ少しなじみが薄い。NBAと聞いてパッと思い浮かぶのはマイケル・ジョーダンぐらいで、ドラフトといえば、プロ野球のドラフト会議ぐらいしかイメージがわかなかったのがホンネだ。だがアメリカでは、NBA選手になるのは、宇宙飛行士になるより難しいらしい。

 そんな中で小柄ながら日本人初のNBAプレーヤーとして活躍してきた田臥勇太選手が、八村選手の1巡目指名を“奇跡”と表したという記事が出ていたぐらいなのだから、バスケを知らない者にとっては想像できないくらいものすごいことなのだろう。年棒もいきなり4億円を超え、待遇もケタ違い。加えてやはり日本人初で、ジョーダンブランドとも契約したのだから、やっぱりすごい。

1/2ページ

最終更新:6/29(土) 8:33
NEWS ポストセブン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ

あわせて読みたい