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手元で伸びる直球が魅力! 4年ぶりの聖地を目指す早実の右腕エース/高校野球リポート

6/26(水) 12:02配信

週刊ベースボールONLINE

 体全体を使った躍動感あるフォーム。打者の手元で、グイッと伸びるストレートが魅力的であり、伊藤大征の生命線でもある。

 4年ぶりの夏の甲子園出場を目指す早実(西東京)の右腕エースだ。

 1年夏から登板経験を重ね、2学年上の清宮幸太郎(日本ハム)、1学年上の野村大樹(ソフトバンク)と2人のキャプテンの背中を見てプレーしてきた。

 兵庫県出身。中学時代は田中将大(ヤンキース)も在籍した宝塚ボーイズでプレー。先輩譲りの強気のピッチングを継承し、精悍な顔つきからも、負けず嫌いの性格がにじみ出ている。

 昨夏は西東京大会4回戦敗退。新チームの秋は東京大会4強、今春は同8強と、見据える夏の目標は頂点のみだ。

 冒頭の真っすぐの球質は楽天・則本昂大、オリックス・山本由伸を理想としており、スライダー、チェンジアップ、カーブの変化球も精度を上げている。

「全員の力で何とかつないで、相手一人ひとりを抑えていければ。チーム全体の力で勝って、甲子園に出場して、地元に戻りたい」

 王貞治記念グラウンドの左翼後方にあるブルペンでは、集中力を高めたピッチング。パチーン!! 白球がミットに吸い込まれる音が、心地良い。1球1球に魂を込め、実戦さながらの緊張感ある空気が流れていた。

 身長170センチと、決して体格に恵まれているとは言えない。しかし、伊藤には学校生活と部活動を真剣に向き合ってきた「頭脳」がある。中学時代、早実を志望したのは「文武両道の最高峰」であり「野球だけではなくて、学生の一番の本分は学業なので頑張りたい」と続ける。

 西東京大会は7月6日に開幕。第3シードの早実は3回戦から登場する。4年ぶりの甲子園まで6試合、伊藤は腕を振りまくる覚悟だ。

文=岡本朋祐 写真=BBM

週刊ベースボール

最終更新:6/26(水) 17:42
週刊ベースボールONLINE

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