ここから本文です

実施企業増加中!「通年採用」のメリット・デメリット 一括採用とのちがいは?

6/26(水) 7:31配信

日本の人事部

通年採用とは、必要に応じ、一年を通して新卒・中途を問わず採用活動を行うことです。欧米や外資系企業では当たり前の採用方法ですが、日本では従来、春に新卒者を一括採用する企業が多数を占めてきました。これは、採用活動が学業の妨げとならないことを目的に、経団連(日本経済団体連合)が就職協定によって採用活動解禁時期や手法などに制限を設けてきたためです。
しかし近年では、留学生や帰国子女の秋採用の増加、第二新卒や中途採用など通年採用の必要性が高まっていることから、採用時期や対象が多様化しています。また、新卒獲得の厳しさが増して採用予定数に届かない、内定辞退者の補てんが必要になるなどの理由から、継続的に採用活動を行う企業も増えています。

通年採用のメリット

<企業側のメリット>

通年採用における、企業側の主なメリットは次の三つです。


(1)一括採用では出会いにくい学生と接触機会を持てる
活動時期が限られる一括採用では、学生側も優先順位をつけて集中的に就職活動を行います。そのため、企業が出会える学生の数は限定的なものになります。
一方、通年採用では学生と出会う機会を増やせるため、接触人数の増加はもちろん、一括採用では出会いにくい学生との接触機会を持てる可能性があります。

(2)留学生や既卒者の採用に対応できる
春の一括採用では対応しにくい留学生や既卒者を採用したい場合に、通年採用は有効な方法です。多様化への対応やグローバル人材を求める企業にとって大きなメリットとなります。

(3)慎重に選考を進めることができる
通年採用においては締め切りや期間の定めがないので、余裕を持って選考することができます。応募者とじっくり対話することが可能となるため、相互理解が深まるなど、ミスマッチの防止にもつながります。


<学生側のメリット>

通年採用では、企業側だけでなく学生にとってもメリットがあります。


(1)応募できる企業が増える
一括採用では説明会や面接日がバッティングすることが多くなるため、応募できる企業数はある程度限定されます。採用時期が分散する通年採用では、学生側もより多くの企業への応募がしやすくなります。

(2)ゆとりを持った就職活動ができる
一括採用は学生にとっても短期決戦となり、毎日のように行われる説明会や面接時間の調整が必要で、スケジュール管理が煩雑になりがちです。
通年採用では時間的・心理的なゆとりを持って就職活動を行うことができます。また、部活や病気などでいったん就職戦線を離脱しなければならないような状況が起きた場合もリカバリーしやすいといえるでしょう。

(3)一社ごとの応募に集中できる
一括採用では、複数社の選考を並行して進める必要があります。そのため、学生の中には一つの企業に十分な時間をかけられず、中途半端な企業分析で選考に臨むケースも見られます。結果として、実力を発揮できず内定につながらない、といった事態が起こり得ます。
一方、時期が分散される通年採用の場合は、一社ごとに集中して取り組みやすくなります。

1/3ページ

最終更新:6/26(水) 7:31
日本の人事部

記事提供社からのご案内(外部サイト)

日本の人事部

株式会社アイ・キュー

毎週更新

無料

日本最大のHRネットワーク。企業研修、採用
、評価、労務などのナレッジコミュニティと
して、イベントや雑誌などと連動しながら
「人・組織」に関する課題解決をサポート。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ

あわせて読みたい