ここから本文です

アップルのiOS 13ベータ版が公開、その注目すべき「7つの新機能」の中身

6/26(水) 12:14配信

WIRED.jp

アップルが「iOS 13」の公開ベータ版を6月24日(米国時間)にリリースした。その名の通り一般ユーザーが自分のiPhoneにダウンロードして試せる正式リリース前のソフトであり、正式版で利用できる機能を基本的にすべて試すことができる。つまり、あなたのiPhoneが古い機種でも、より速く、効率的に動作するようになる。さらに、プライヴァシーやセキュリティも強化される。

【記事の全画像】iOS 13ベータ版が公開、注目すべき「7つの新機能」の中身

だが、それだけではない。iOS 13は、多くの点で革新的なものになるのだ。「写真」アプリはカメラロールを苦労してスクロールする場所ではなく、写真を楽しむための場所になる。そして「Apple ID」を使ってサインインできるアプリやウェブサイトが増える。ダークモードのおかげで。iOSの見た目も変わる。

完全に安定したヴァージョンのiOS 13が登場し、ユーザーのiPhoneで利用できるようになるまでには、まだ数カ月かかる。このため、もし技術的な不具合が生じた際に対処できそうにないなら、このベータ版はインストールすべきではない。

それにアップルはiOSのベータ版を、普段から使っているiPhoneにインストールしないことを強く推奨している(そして間違いなくそうだと思う)。もしどうしてもほかの誰よりも早くiOS 13を試してみたいなら、予備のiPhoneやiPadを使うのが確実だろう。そしていずれにしても、まず最初にデータをクラウドにバックアップしておくべきである。

また、古い機種ではiOS 13が使えないことがある。動作するのは「iPhone 6s」以降で、対象にはいまだに人気の「iPhone SE」、すべての「iPad Pro」、「iPad Air 2」以降、2015年以降の「iPad mini 4」が含まれる。

それでは、iOS 13で期待の新機能を紹介しよう。

1)ダークモード
ダークサイドへようこそ。iOS 13では、すでに「macOS Mojave」で導入された「ダークモード」を、iPhoneとiPadでも利用可能にする。iOS 13のダークモードは、まずはアップル純正アプリで利用できる。開発者による実装が進めば、サードパーティ製のアプリでも徐々にダークモードを利用できるようになるだろう。

現時点では、「メッセンジャー」「メール」「カレンダー」「写真」「メモ」「設定」といったアプリで、ダークモードを選ぶことができる。ダークモードは、iOSの設定にある「画面表示と明るさ」からオンにできる。

有機ELディスプレイを搭載したiPhoneなら、これによってバッテリーのもちを少し改善できる[編註:有機ELはバックライトを用いている液晶とは異なり、黒い部分が点灯しないため消費電力を抑えられる]。だが、そのほかの場合は、基本的に見た目を変えるための選択肢になる。それはそれで、いい選択と言えるだろう。

2)文字入力の「Quick Path」機能
アップルはiOS 13で、ようやく独自のスワイプ式キーボード「Quick Path(クイックパス)」を導入した。iPhoneの画面に表示されるヴァーチャルキーボードに沿って指をドラッグしていくと、半透明の軌跡が残り、いちいちキーを指でつつかなくても単語を入力できる。スピーディで、しかも楽しさを感じる文字入力だ。かつてサードパーティーから提供されていた機能が、長い時を経て純正になって登場したのである。

3)リニューアルされた「写真」
さあ、新しい「写真」アプリの心地よい世界に浸ってみよう。本音を言えば、いまのところiOS 13では個人的に最も気に入っているアップデートだ。iPhoneのカメラロールが、「Google フォト」のような体験に大幅に近づいた。

メイン画面の下にある4つのタブ(写真、For You、アルバム、検索)は変わらないが、iOS 13ではその上にレイヤーが追加され、4つのフィルターオプション(年、月、日、すべての写真)が設けられた。それらのひとつをタップすると、撮影された期間で整理された(ソフトが選んだ)“ベスト”な写真のセレクションが表示される。

スクロールしていくと、写真のサムネイルが従来のような均一のサイズではないことに気付くだろう。たいていの場合は最も目を引く写真が大きく、優先的に表示される。動画やライヴフォトもサムネイル内で再生される。

ちなみにいま目の前の画面には、うちの猫が小さかったころの2015年の動画と、18年のコミコン・インターナショナルでのキャプテン・ブーメランの動画が表示されている。どれも画像をタップする必要はない。

「すべての写真」のタブは、カメラロール全体に移動できる便利なショートカットだ。これまでのように「アルバム」から「カメラロール」へとタップしていく2段階方式ではなくなった。

4)新しい「マップ」
写真アプリと同じように、地図についてもアップルはグーグルに追いつこうと取り組んでいる。こうしたなかアップルは、非常に興味深い機能をいくつか導入している。

iOS 13で最高の新機能のひとつが「ルックアラウンド」だ。地図の検索結果に現れるこのタブからは、目的地の路上から見た風景を表示することができる。「Google ストリートビュー」と似ているが、画面をタップして長押しすればズームできるのがルックアラウンドの特徴だ。

引っ越し先の部屋を探している? 駐車場を探している? ただ街の様子を知りたいだけ? そんなときにルックアラウンドが役立つだろう。まだすべての地図検索結果で使えるわけではないが、アップルは年末までに全米の地図を完成させる計画という。

1/2ページ

最終更新:6/26(水) 12:29
WIRED.jp

記事提供社からのご案内(外部サイト)

『WIRED Vol.33』

コンデナスト・ジャパン

2019年6月13日発売

1,200円(税込み)

『WIRED』日本版VOL.33「MIRROR WORLD - #デジタルツインへようこそ」来るべき第三のグローバルプラットフォームを総力特集

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事