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「うつ」の診断・治療を正しく行う方法、3つの原因別に考える

6/26(水) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 ビジネスパーソンは、とにかく忙しい!少々カラダに不調があっても、なかなか病院に行けない、誰に相談したらいいかわからない、料金もいくらかかるのか…そう思っている人も多いはず。この連載は、所属している先生がすべてイケメンの「イケメンドクターズ」(NHKの『ごごナマ』でレギュラー出演も!)の先生方が、みなさまのお悩みにお答えします。第3回目は、身近な病気になりつつある「うつ」についてです。

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【お悩み】
最近、夫が部署異動し、それをきっかけに、元気がなく、ふさぎこんでいます。好きだったプロ野球も見ずにぼんやりしていたりして、もしかして「うつ」かも?と思っています。どうすればいいでしょうか。(女性・50代)
● 10人に1人は「うつ病」になる時代

 お悩みにお答えする前に、まず以下の3つの症例をご覧頂きたいと思います。

 【症例(1)】
 Aさん(50代男性)は、キャリアアップのために転職を繰り返してきました。キャリアは順調で、年収も転職の度に増加していました。

 しかし、5度目の転職先の上司とそりが合わず、仕事を何も与えられなくなり“窓際社員”に追いやられてしまいました。日々嫌味を言われ自主退職を促され、仕事に行くだけでも眩暈や吐き気がするようになりました。

 【症例(2)】
 Bさん(30代男性)は、もともと与えられた仕事を淡々とこなすことが得意で、その真面目な仕事ぶりが評価され職場で昇進し管理職になりました。昇進は喜ばしいことでしたが、仕事で過度にプレッシャーを感じるようになり、完璧に仕上げるため自ら長時間の残業を行うようになりました。

 周囲からは働き者と評価されましたが、徐々に集中力が低下し、机に座っていても何も考えられなくなり、ついには自殺まで頭をよぎるようになりました。

 【症例(3)】
 Cさん(40代女性)は、パートタイムで働く主婦でした。しかし、ある頃から「体がだるい」と言うようになり、部屋が散らかり、買い物にも出かけなくなりました。不眠、便秘も自覚するようになり、仕事も休みがちになりました。

 しばらく有給休暇をとり自宅療養をしましたが、状態は改善しませんでした。夫のすすめで精神科を受診したところ、初診時に行った採血の結果から甲状腺ホルモン値の異常を指摘されました。

 このような症例は最近、珍しいことではありません。現在、うつ病の患者は増加傾向にあり、生涯有病率は10%程度と推定されています。つまり10人に1人はうつ病になる時代になったということです。

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最終更新:7/11(木) 14:15
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