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LCCピーチ「他業界出身のCA」を生かす3ステップ

6/26(水) 6:20配信

東洋経済オンライン

LCC(ローコストキャリア)のPeachでは、さまざまな前職をもつ中途入社の社員が、それまでの経験や知恵を出し合う仕組みで、面白い企画を生み出して成功につなげています。このたび『「おもろい」働き方で社員も会社も急上昇する Peachのやりくり』 を上梓したPeachの井上慎一CEOや同社社員を約2年間にわたり密に取材してきた記者が、Peach流「他の業界から転職して来た人」が活躍する場のつくり方を伝えます。

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■アウトサイダーとしての強みを活かす

 あなたの職場または会社にも、他の業界から入ってくる人が1年に何人かはいるのではないでしょうか。中途入社社員や、新入社員、パートさんやバイトさんたちです。

 そうした人も、歓迎会やあいさつが済んで日が経てば、だんだん、あなたの会社になじんでいくことでしょう。本人も、周囲の人も、慣れていくわけです。

 けれども、他から来た人を、「いままでのやり方で一緒に仕事をする人」とだけ考えて接するのは、あまりにもったいないことではないでしょうか。

 人と人が会い、知恵やアイデアや技を出し合い、1人で実現できないことを実現させていく場が会社です。入ってきて間もない人には、あなたの会社に染まっていないからこその発想や考え、つまりは「アウトサイダーとしての強み」がきっとあるはずです。

 こうした考え方を重視し、さらにはその効果を最大限に得るための仕組みを持っているのが、筆者が2年ほど取材をしてきたPeachという会社です。

 Peachは2011年の創業当初、全社員を中途採用していました。つまり社員は皆、「別の世界」からきた人たちです。現在は新卒採用もあるものの、それでも中途採用で入ってくる社員が多くいます。

 広報の担当に、過去の在籍者を含めて、Peachの客室乗務員の前職について伺ったことがあります。保育士、バーテンダー、新幹線パーサー、バイオリン奏者、看護師、旅館の女将……。実に多様です。もちろん他社で客室乗務員やグランドスタッフだった人も多くいますが、それにしてもこれほどの前職の幅の広さは、取材した他の企業ではなかなかありません。

 そのあたりのことをPeachの井上慎一CEOに尋ねると、あえて航空・旅客分野と関係のない人たちを積極採用してきた意図があるようです。

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最終更新:6/26(水) 6:20
東洋経済オンライン

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