ここから本文です

酸素は生命活動の根源。深い呼吸を身につける超簡単トレーニング

6/27(木) 12:01配信

Tarzan Web

人は安静に過ごしているとき1分間に12~15回ぐらい呼吸をしている。肺の容量はおよそ5~6リットルであり、肺活量としては男性が4.5リットルぐらい、女性は3リットルぐらいというのが一般的な数値。では、せめて肺活量の半分ぐらいは、ひと呼吸のたびに換気しているかといったら、とんだ大間違い。

「普通の人はかなり浅い呼吸をしていて、1回でせいぜい500mlぐらいしか換気していませんし、気管と気管支の中には肺まで入らない空気が150mlぐらい残ります」と語るのは呼吸法を研究してきた田中幸夫教授(東京農工大学)だ。

「ゆっくりと深い呼吸を心がければ、一回でたくさん入るから、回数は少なくても効率がいいんです」

酸素は生命活動の根源だから、深い呼吸でたっぷり取り込みたいものだ。また、現代人に増えつつある浅い呼吸の背景には、運動不足や不活発な生活が隠れていることが多い。

「こうした生活を長く続けると、うつ気味になる人が現れます」

また、カラダを動かさないと酸素への欲求が乏しくなり、末梢の血流は低下し、毛細血管自体が減る可能性も指摘されている。

深い呼吸を身につける簡単トレーニング。

(1)頭の中で5拍数えながら吐き、(2)3~4拍かけて吸ったら、(3)1~2拍止めて肺を空気で満たす。着座で行うのがお勧め。(1)から(3)を繰り返しながら8分ほど続ける。

一日のどのタイミングでもいい。職場で、自宅で意識的に深い呼吸を行ってみよう。図のように鼻で吸って口で吐く。自分のリズムとタイミングが大切だ。

ルーティン化すればいつか自然と呼吸は変わる。呼吸をコントロールするカラダのプログラムは書き換え可能だと期待しよう。

「一般の方々を指導するときには“息方”を変えませんか? と尋ねてみます。呼吸の仕方を変えることは、生き方を変えることにつながってくるからです」

取材・文/廣松正浩(初出『Tarzan』No.752・2018年10月25日発売)

最終更新:6/27(木) 12:01
Tarzan Web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

あわせて読みたい